[1999年の釣果]


1999.3.27
青蓮寺川、午前7時入渓。くもり。今年初めての釣行だったので、あまり期待はしていなかったが、解禁日より時間がたっているので ひょっとすると居残りが出るかも?と思っていた。先行者は無かったが、全く反応は無し。魚影もほとんど無い。無惨にも淡い期待は 完璧に崩れ去った。2時間ほどあてもなく無造作にフライを投げ、疲れ切って川沿いの帰り道を歩いていた。その時、さっきは反対側から キャストしていたので全く見えなかったが、大きな溜まりにかなりの数の居残り君達が群れているでは無いか!足を止め数秒悩んだが また川岸に立ってしまった。1投目、いきなり写真の20cmクラスがメイフライパラシュートに出た。久々の感触を味あわせてくれた。 その後も粘ったが、この日は結局この1匹とオイカワ2匹だった。

1999.4.17
雲出川支流、午前6時30分入渓。くもりのち晴れ。今年初めてのホームリバー釣行。入渓後すぐに反応あり、しかしフッキングせず。 まあまあの出足に気を良くしてさらに進む。小さな溜まりの流れ脇で、パシャと出た(写真)。この川ではアベレージよりちょっと 大き目。この一匹に満足してハイペースでどんどん遡ぼった。この川は瀬での実績が高かったので瀬を中心に攻めていたが、反応は いまいちだった。そこで溜まり・ゆるい流れ脇を中心に攻めると、ポンポンと気持ちよく釣れた。やはりこの時期は、まだ瀬は早すぎた ようだ。2時間位遡って、結構釣れた。そこで別の支流へ移動し再度同じパターンで攻めると、20cmクラスの居残り君が2匹何の疑いも 無くフライをくわえた。ということでこの日はホームリバー初釣行にしては、結構釣れた方である。満足して帰路についた。

1999.6.5
雲出川支流、午前6時00分入渓。くもりのち晴れ。嫁さんの反対を押し切ってデジカメを購入したので、写真を取りたくてホームリバーへ 出かけた。入渓後すぐに反応があったが(いつもあるのだが)、フッキングせず。反応はどのポイントでも結構良いのだが、かからない。 かかってもすぐバラシ。その繰り返しに嫌気がさしていた時、やっとかかった。またいつもは全く反応が無い小さな溜まりで、3投目に いきなり「ガボッ!」とかなりの大物が出た。一呼吸おいてあわせたが、何の感触もなくスーっとフライが返ってきた。思わず「ウッソー!!」 と声が上がったが後の祭り。全体的にすこぶる反応は良かった。でも釣果は12〜15cmが数尾。またフライを巻いて頑張ろう。

1999.7.4
雲出川支流、午前6時00分入渓。連日の豪雨のあとだったので、水量、土砂崩れ、濁りなど数々の不安を抱えていたが、水量がやや多めの他は 全く問題なかった。しかし、雨のあとは魚の付き場がかなり変動するため、いつもいないところで出たり、必ずいるところで出なかったり 結構難しい。また水量が多く流れが速かったので、出来るだけ流れのゆるい溜まりを中心に攻めた。最初にかかったのが、写真の20cmクラスの 居残り君であった。この時期に居残り君に出会ったことは今まで無かった。やはり養殖ものはあまりサイズのわりに引きが弱くすぐランディング 出来た。全体的に反応は鈍かったが、そのあとアベレージよりちょっと大きめの天然ちゃんが数尾釣れたので、一応満足して帰路についた。 やっぱりヒレはピンとしてなきゃ!

1999.7.7
一年ぶりの天川釣行。午前6時00分入渓。ここでも土砂崩れ、濁りなど数々の不安を抱えていたが、水量がやや多めの他は全く問題なかった。 また師匠、O氏との久しぶりの釣行であった。午前中はある支流に入り、師匠と2人で結構綺麗なアマゴを10数尾釣った。しかしイワナはO氏も 含めて、全く釣れなかったので、午後は場所を変えイワナ狙いで釣り上がった。1時間ほど釣ったが結局イワナの顔を見ることは出来ず、師匠と O氏は早々に切り上げ、丹生川へ居残り35cmアマゴを釣りに行くといって天川をあとにした。しかし私は久々の天川なので、もう少し粘って いたところ、写真のヒレピンイワナが14番エルクヘアに出た。24cmの大物だ。はじめてイワナの大物を手にした感動と、天川の偉大さと、師匠とO氏の 的確なアドバイスに感謝しながら、帰路についた。やっぱりイワナは最高!!

1999.7.24
久々のホームリバー釣行。午前5時30分入渓。梅雨も明け朝からジリジリと照りつける太陽が、身を焦がすような日だった。水量は若干少な目。 ちょっと厳しい状況が予想されたので、渇水時に威力のあるコパラダンを結んだ。予想に反して、魚の反応はすこぶる良かった。水は少ないが 浅瀬へ投げても、ちょっとした溜まりへ投げても、離れたところからでも、勢いよく「パシャ!」と飛び出しフライをくわえた。20cmサイズを 含めてヒレピンのアマゴ7〜8匹が釣れた。しかしこの時期一番の大敵は、「蜘蛛の巣」と「暑さ」である。フライが何の感触も無くフッと無 くなる。蜘蛛の巣がティペットにダンゴになってからみつく。フライに絡むとすぐに浮かなくなる。厳しい暑さとのダブルパンチで10時に納竿。 釣果はまずまずだったので、一応満足!

1999.8.13(夏休み釣行)
お盆休み、2年ぶりに嫁さんの実家(山口県岩国市端島)へ帰省した。岩国港から高速艇で約50分で端島に着く。周囲数キロの小さな島だ。 しかし水はまだまだきれい。午前5時30分、子どもたちを起こさぬように、そっと家を出て港の波頭へ行き、金色ミノーを数回投げるといき なり写真のカマス(30cm)が釣れた。その後もキャストを繰り返すが、ヤブ蚊の襲来に耐えきれず島の反対側へ移動した。ここは過去にミノー で、45cmの黒鯛(チヌ)をあげた実績にあるところで、チヌがミノーで釣れることをはじめて知らされた場所である。ここでの第1投目、早引き のルアーに結構な当たりがきた。それが写真の35cmのマアジであった。また「ルアーでこんな魚もつれるのか!」ということを、思い知らさ れた。一度だけチヌがルアーを追ってきたが、かかるところまでは行かなかった。また何が釣れるかわからないが、来年に期待しよう!

1999.8.21
この日は久しぶりの渓流なので、気合いを入れて起きて朝飯を食っていた5時35分。大きな地震が起こり家がミシミシと音を立てて揺れた。 しかし、せっかく起きたので出かけた。午前7時前ホームリバーへ入渓。しかし地震の影響だろうか、全く反応が無い。蜘蛛の巣は張って いるので先行者があるわけではない。行けども行けども無反応。前日の雨で水量もそこそこあり、天気は曇り。絶好のコンディションの 中、3時間あまり釣ったが久々のボウズを食らった。やっぱり地震は怖い!従って写真無し!

1999.8.28
先週は地震のおかげで、ボウズを食らった。もう1週間たったのだから大丈夫だろうと意気揚々と出かけた。午前7時入渓。天気は朝からジリ ジリと暑い。しかしこの日も反応は超渋い。フライを見に来るのだが、かなり手前で反転してしまう。いつも良く釣れるエルクヘア、アント、 メイフライ、何を投げても状況は良くならない。暑さのせいもあり、入渓後2時間でバテバテ。先週の再現か?と不吉な予感が脳裏をかすめた その時、スポッ!とフライが吸い込まれた。久々の感触!結構大きい!やっと手にした綺麗な20cmのアマゴ。久々の1匹に満足して帰路についた。

1999.9.4
天気はあまり良くなかったが、この日もホームリバー釣行。午前6時30入渓。いきなりアベレージが出た。これはさい先がいいぞと思ったの もつかの間、期待しているポイントに近づいたその時、ひとりのフライフィッシャーが上流からおりてきた。なななんと!ビニール袋に大きな アマゴを数匹入れて!袋のアマゴはまだ生きていた。当然そこから先はノーヒット。フライフィッシャーにもフライフィッシングがどの様な 釣りかわからないヤツがいることに、強い憤りを感じた。全く気分の悪い釣りになったのと同時に、何とも情けない気分でもあった。フライ フィッシング人口はここ数年でかなり増えたようだが、こんなバカなフライフィッシャーを目の当たりにして、もうこれ以上増えないでくれ! と思わず叫びたくなる。エサ釣り氏ならまだ許せるが、フライフィッシングをするなら「マナーってもんがあるだろ!それを知らないヤツは フライフィッシングをする資格は無い!」と私は声を大にして言いたい。皆さん、どう思いますか?

1999.9.18
天気は薄曇り。この日もホームリバー釣行。午前6時30入渓。この時期はいつもだがかなり厳しい。反応が無い。しかし、たまにビッグサイズが 「モコッ!」と出るので気は抜けない。出てもフッキングしない。というかなりイライラものの釣りになる。今日もそんな気配であったが、 何とかアベレージを釣り、そのあと大きな堰堤でフライが音もなく吸い込まれるように消えた。これがなかなかのサイズで20cmでヒレピンの きれいなヤツだった。一応満足して場所を変えたが、あとはチビばかりでフッキングしなかった。今シーズンも残りわずか。有終の美を飾ること が出来るだろうか?ご期待あれ!

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