![]() | [愛と青春の旅立ち]:愛は遊び、と男は思った。愛は結婚、と女は思った。
若き日のリチャード・ギア主演の名作。何と言っても忘れられないのが、あの主題歌!思わずあのテーマが頭の中を流れて行きそうだ。
けど、あれは誰が歌っていたのか?(何が忘れられないだ!)どなたかご親切なお方、教えて下さい。それとあの鬼教官の演技は凄かった。
ルイス・ゴセット・ジュニアという俳優だが、かなりの個性派だ。このおっちゃんを初めて見たのは「The Deep」というジャクリーン・ビセット主演の
映画だった。この時はただの悪役だったが、なぜか印象には残っていたなあ。確かではないが、アカデミー賞を取らなかったかな? まあ、総評としては、友人は死んでしまったが(何も死ななくてもいいのに)、主役にとってはHAPPY ENDだったので75点というところでしょう! |
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![]() | [天城越え]:
松本清張初期の作品。人間の醜さ・愚かさ・悲しさ・怖さを、とことんまで描く松本清張の作品は、邦画をほとんど見ない私が「これは面白い!」と思えるものが多い。
この「天城越え」も少年の心の奥に秘めた悲しくもあり、切なくもある感情を見事に描いている。ある意味で大塚ハナ(田中裕子)は、少年のマドンナであった。しかし、
そのマドンナも人間であり醜く愚かな部分もある。そのギャップの中で少年は揺れる。そんな少年の恋物語というとちょっと変だが、まあそんなとこか。
このほかにも清張シリーズでは、「砂の器(サントラレコードまで買ってしまった)」「鬼畜」「復讐するは我にあり」等々面白い作品が多いが、 これはいまいちと言うところで、65点! |
![]() | [E.T]:
SFファンタジー映画の最高傑作!!公開当時、「興行収益1億ドル突破史上最短記録樹立!!今アメリカでは2人に1人が観ている!」というふれ込
みで日本にやってきた。かつてのSF映画で、ここまで宇宙人と人間が近づき、ここまでその友情に感動させられた作品は初めてである。「スター
ウォーズ」のように敵・味方があって、勧善懲悪というのが今までの常識であったが、ある意味でSF映画の常識を破った作品だといえるだろう。
SF映画でこれほど涙を流させてくれるとは思ってもみなかった。初めて見たとき、3回同じ席に座って観たのを覚えている。スピルバーグのSFX
テクニックとさらにその「優しさ」を世に知らしめた作品だと思う。あの3人兄弟の真ん中の妹とE.Tとのやり取りが何とも言えず可愛く、また
E.Tを乗せて逃げまどう自転車が飛び上がった時の感動が忘れられない。 これほど「宇宙人」を大切に扱った作品は、今現在においても観たことがない。ということで、92点!!! |
![]() | [エアポート75]:
ちょうど私が映画の面白さにはまっていった頃の作品。パニックものやスペクタクルものが流行っていたこともあり、当時(私は小学生)はこの手
の作品が多かった。ストーリーはジャンボジェット機のコックピットに、セスナ機が衝突し、副操縦士、機関士は死亡、機長も目に傷を負い目が見
えない。まさに目を失ったジャンボジェット機を一人のスチュワーデスが操縦し、その穴の空いたコックピットへ飛びながら操縦出来る人間を送り
込むというものです。主演はチャールトン・ヘストン(個人的には好きな俳優である)、スチュワーデスにカレン・ブラック、また何と乗客の中に
あの「エクソシスト」のリンダ・ブレアが出ていた。この頃のパニック映画は、大体ストーリーの中に色々な人間ドラマが盛り込まれており、それ
らがある極限状態の中において複雑に絡み合い、単純なストーリーに厚みを持てせている作品が多いようだ。 私に「映画館で映画を観る迫力」を教えてくれた作品の一つとして、79点!! |
![]() | [エイリアン]:
ちょっと今までのSF映画の雰囲気とは違った、かなりドロドロとした「ナマモノ」といった作品である。これまでのSF映画はどちらかと言えば
機械的なロボット、コンピューター、宇宙船という無機物が主役のような感じがあったが、この作品ではそれら未来の象徴のようなものを真っ向から
打ち負かす「完全なる有機体(エイリアン)」が主役である。特に人間の体内に卵を産み付け、腹を食い破り飛び出してくるところは、SF映画とホラー
映画を同時に楽しんでいるような気にさせるところがニクイ。この作品が映画デビューとなったシガーニイ・ウィーバーは、今や大女優へと成長した。
音楽も数多くの映画音楽を手がけているジェリー・ゴールドスミスで、どこに潜んでいるのかわからない怖さを盛り上げている。 あのエイリアンの「完全なる有機生命体」という設定が気に入った。80点! |
![]() | [エイリアン2]:
シリーズ2作目というのは大体成功しないものだが、成功した方に入る作品だろう。しかし特撮がちょっと雑になっていたようだ。特に植民星で走って
いた装甲車はちょっとチャチかった。またストーリー的にも結局リプリー(シガーニイ・ウィーバー)の1人舞台となっているところがイマイチだった。
でも前作でもそうだったが、アンドロイドの存在が話を盛り上げているところはなかなかである。監督があの「ターミネーター」のジェームズ・キャメ
ロンということでちょっと話題になったが、やっぱり1作目を越えることは出来なっかたのではなかろうか? シリーズ化される映画は多くあるがやはり「1作目を越える2作目は出来ない」ということでしょう。ということで、68点! |
![]() | [エクソシスト]:
ジーン・ハックマン主演の「フレンチ・コネクション」でアカデミー作品・監督賞を受賞したウィリアム・フリードキンのオカルト映画の最高峰といえる作品。
これ程まで恐い映画は観たことが無かった。少女の声が突然悪魔の声に変わる、首が360度回転する、嘔吐物をあたりかまわずまき散らす、ベッドが踊り
少女の体が何度もベッドに打ち付けられる。この作品で少女役のリンダ・ブレアがゴールデン・グローブ助演女優賞を獲得したのはうなずける。私はこの作品を
最初は劇場で観て、ひっくり返るほど恐かった。そして最近ビデオで観たのだが、全然怖さも感動も何も感じなかった。 やっぱり映画は劇場で観なきゃダメ!ということでしょう。87点! |
![]() | [インディージョーンズ(魔宮の伝説)]:
レイダース(失われたアーク)に次ぐ第2作。前作よりもさらにパワーアップしたスリルとアクションで、娯楽映画としては大変良く出来ている。
また前作ではインディ(ハリソン・フォード)がストーリー全体を引っ張っていたが、今回はインディはもちろん、歌手のウィリー(ケート・キャプショウ)、
上海の戦災孤児ショート・ラウンド(キー・ホイ・クァン)が要所要所をしっかりと固め、物語の展開に幅を持たせていた。スピルバーグ特有のユーモアも
ふんだんに盛り込まれていた。特にグロテスクな虫達が沢山出てくるパンコット宮殿の地下や、歓迎料理のヘビや昆虫には「よくまあこんなもの考えるなあ」
というところが随所にあった。インディがラストの吊り橋を切る前に、中国語でショート・ラウンドに指示を出す演出などは、なかなか憎いですね。 やっぱり娯楽映画を作らせたらピカイチのスピルバーグ。これからも楽しませて欲しいものだ。ということで期待も込めて81点! |
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