[は行]

[バック・トゥ・ザ・フューチャー]:

マイケル・J・フォックスを一躍大スターにのし上げた作品。またまたスピルバーグが面白い映画を作った!彼の頭の中には人を楽しませるコツを詰め込んだ 大きなロッカーがあるのではないだろうか?まさに「痛快」という言葉がピッタリくる作品に出来ている。クリストファー・ロイド演じるブラウン博士が作った タイムマシン(デロリアン)で未来ではなく30年前の過去へタイムスリップしてしまい、帰るに帰れなくなったマーティ(M・J・フォックス)が苦労して現代へ 帰ってくるというストーリーだ。マイケル・J・フォックスの小柄だが、エネルギッシュな演技とパフォーマンスがこの作品の見所だろう。クリストファー・ロイド もなかなかいい味を出していた。良くできていたのはメーキャップで、30年前の若者達(マーティの父や母、そしてビフ)の現代姿(30年後)は同じ俳優を使い メーキャップつくり出したものだ。ヒューイ・ルイス・アンド・ザ・ニュースの「パワー・オブ・ラブ」がこの作品の主題歌として大ヒットした。

楽しむ映画は、とことん楽しまなきゃ!というスピルバーグに乾杯!! 83点!

[羊たちの沈黙]:

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[ヒッチハイク]:

あの「続・荒野の用心棒」で一躍有名になったフランコ・ネロの主演映画。はっきり言ってあまり金のかかっていない安物。現代の恐怖を描いた作品であろうと思うが、 あまり綺麗な作りでは無かった。ただ「ふと乗せたヒッチハイカーが凶悪犯だったら」「その凶悪犯が目の前で愛する人をレイプしたら」「レイプされているにもかかわらず 愛する人がその陵辱にのめり込んだら」というある意味で考えさせられるところはあった。またラストシーンはかなり意外な展開で、凶悪犯を撃ち殺した妻と金のどちらを 取るかという選択で、「金」を取ってしまうところに「怖さ」があったと思う。

いろいろと考えさせられたが、もっと違ったストーリーで考えさせられたかった。 52点!

[ファンタズム]:

なんだか良くわからないが、とにかく「驚異の新4ch立体音響方式:スクリーンめがけて銀球が飛び交う恐怖のビジュラマ体験」というものを、体験してみたかった ために観にいったような映画。ホラー映画なのだが、ただ下品に気持ち悪いだけでストーリーもはっきりしないしあまり面白くない。すべてが中途半端で、この音響効果 に懲りすぎて、本来の映画の本質を忘れてしまったのではないか?確かに銀球は客席に座っていると、自分のまわりをグルグル回っているように聞こえ、頭の後ろから飛んで きそうだった。確かにこの技術は凄いと思ったが、それがどうした!と同時に思った。

はっきり言って、観客は何を映画に求め、期待して映画館に足を運ぶか?ということを考えていない作品だ。5点!

[プラトーン]:

ベトナム戦争を題材にした映画はたくさんあるが、味方同士の葛藤やいがみ合い、戦争の現実をここまでリアルに描いた作品はなかっただろう。1987年のアカデミー賞を4部門 (最優秀作品賞、最優秀監督賞、最優秀編集賞、最優秀音響賞)で受賞した傑作である。ベトナムに来た新兵(チャーリー・シーン)の目から見た「戦争」の悲惨さ、無意味さ を克明に描いている。これは自らベトナム戦争を経験した監督:オリバー・ストーンの「この作品だけは、自分で監督したい!」という気持ちが、細かなところにまで光っている ことの現れだと思う。この作品をみると良くわかる。「戦争」に勝ちも負けも無い。敵も味方も被害者だ。何とも無意味なことに「命」をかけなければならない。それが「戦争」 である。

ベトナム戦争の本当の姿を描き出した作品といえるだろう!ということで91点!

[プリティウーマン]:

リチャード・ギアとジュリア・ロバーツの競演。男の魅力プンプン、仕事一点張りの実業家と、ふと道を尋ねた娼婦との奇妙な関係を、上手く今までにないスタイルのラブストーリーに仕上げた作品。 男は遊びのつもりが本当に愛してしまい、女は仕事のつもりが本当に愛してしまう。愛せば愛すほど不安がつのる娼婦役を、繊細に可愛く綺麗にジュリア・ロバーツは演じている。こんな娼婦がいたら 私も・・・・・?ラブストーリーとしてはうまくまとまっており、配役もバッチリ!お互いの魅力を十二分に出した作品といえるだろう。

「仕事」「金」「身分」「体裁」など全く「愛」の前には無力だということを見事に描いていたので77点!

[ブレスレス]:

ちょっと屈折した若者を演じさせたらピカイチのリチャード・ギアのあんまり売れなかった作品。インテリお嬢さんが無鉄砲なこそ泥に徐々に惹かれ、またこそ泥も真剣に彼女との将来 を考えるようになっていくというようなストーリー。実は正直言って、あんまり引き込まれるものが無かった。従って時間が長く感じてしまった。ラブ・ストーリーとしては、意外な設定や 作りになっていると思うが、私は個人的には馴染めない作品だ。ただ、リチャード・ギア・ファンのあなたなら、十分に楽しめるかも知れませんね!その時は私にも、何がどう面白かった のか教えて下さい!

総評は、コメント無しの38点!


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