![]() | [サウンド・オブ・ミュージック]:
ロバート・ワイズ監督のミュージカルの傑作。アカデミー賞を5部門(作品、監督、編曲、録音、編集)で独占した。私はこの作品のリバイバル上映があり
劇場で観た。確かに古い映画であるが、観る者に素直な感動を与えてくれる。「家族」「兄弟」「恋愛」「自然」そしてそれらをすべて破壊する「戦争」と、
大きなテーマをたくさん含んでいるが、はっきりとした飽きさせないストーリー展開と、「人間」と「自然」をうまく調和させたカメラワークで観る者を
放さない。まさに「ウエストサイド物語」と並ぶミュージカル映画の最高傑作に位置する作品である。そういえば最近このような素直なミュージカル映画って、
全く無いですね。寂しい限りです。 この作品が公開されたのは1965年で、私は生まれておりません。でも昔の映画って「素直に感動」させてくれますよね。89点! |
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![]() | [ザ・デイ・アフター]:
東西冷戦の時代が終わり核兵器は軍縮の方向へ向かっているが、核兵器が無くなった訳ではない。まだ地球上には無数の核兵器が存在し、なお実験を繰り返す
国も多い。核兵器の恐ろしさをかなりリアルに描いているが、現実にこの作品と同じことが起こったら、「ザ・デイ・アフター(その日の後)」は存在しないだろう。
まあ映画の世界で終わってくれよというのが実感である。映画そのものは特撮をうまく使い、まずまず観れる作品に仕上がっていると思う。ストーリー的には
タイトルどおりで、読めてしまうところがイマイチ。もっと人間ドラマの部分に力を入れていれば、厚みのある作品に仕上がったのではないだろうか? 現実はもっと悲惨で、核兵器がまき散らす放射能は目に見えない銃弾である。広島の原爆資料館の方が強烈だったので、62点! |
![]() | [ジャガーノート]: コメント制作中です。もうちょっと待ってね! |
![]() | [シンドラーのリスト]: コメント制作中です。もうちょっと待ってね! |
![]() | [13日の金曜日]:
ただただ「ビックリさせる」ことに主眼をおいた作品である。確かに心臓の弱い人は映画館では観ない方が無難!そんな作品だ。ストーリーは
クリスタルレイクという湖畔のキャンプ場で、昔最愛の息子(これがジェイソン:最後の最後に一瞬出てくるだけ)を亡くした母親が殺人鬼となり、
13日の金曜日ごとにそこで遊ぶ若者達を次々に殺害してゆく。まるで自分の息子に「生け贄」を捧げるように。サイキック、スプラッター映画の走り
となった作品であろう。大きな斧が可愛い女の子の顔にザックリ刺さるのは、思わず目を伏せてしまった。キャスティングは、はっきり言って素人
ばっかりの寄せ集めで、いまいち。 大した作品ではないが、ジェイソンの登場でこれほどシリーズ化した作品は洋画では少ないのではないだろうか? まあ40点というとこかな。 |
![]() | [ジュラシック・パーク]:
久々に劇場で観た作品である。ただただスピルバーグの凄さには感動してしまった。今までこの手の特撮もの(特に恐竜や怪獣などの大型生物)は技術的には日本の方が上だった。
しかしこの作品は、その常識を全くくつがえしてしまった。SFXをふんだんに使い、「本物の恐竜を創り上げた!」と言っても過言ではない。ぎこちない動きが全く無く、本当に
生きているようにしか見えなかった。ストーリーも現実離れしておらず、実際に可能なことであり「ひょっとしたら本当に?」という感じを持たせるものであった。「やっぱり映画は
劇場で観なければ」と感じさせられた作品だった。 総評はあのティラノサウルスが近づいて来るときに、コップの水の振動が徐々に大きくなって来るところなんかは、あの「ジョーズ」を思い出させるような憎い演出だったので、87点!! |
![]() | [スター・ファイター]: コメント制作中です。もうちょっと待ってね! |
![]() | [スタートレック]:
テレビでスタートレックを見ていなかったので、いまいちストーリーがよくわからなかった。当時のSFX物としてはなかなか見応えがあったが、
特に意外性はあまりなかったと言える。監督はロバート・ワイズ。あの有名な「ウエストサイド物語」「サウンド・オブ・ミュージック」を
撮った監督であるが、やっぱりSF物には向かなかったようだ。強いて言えば、スキンヘッドのおねえさんがセクシーだったことか.... 総評は、ストーリーに意外性がなかったので(そう思ったのは私だけかも知れませんが)、ちょっと辛いが45点! |
![]() | [スターウォーズ]:
今までのSFX映画の歴史に新しいページを刻んだ超大作!何と言っても一番最初に出てくるあの宇宙船の長さ!あの演出!もうひっくり返ってしまいました。
全てに関してスケールが大きく、凝りに凝っていた映像は非常に完成度が高いと言えます。それまでのSFX映画では、ほとんど全てと言っていい位宇宙船を吊っている
糸がかすかに見えたり、宇宙人の動きがぎこちなかったりいろいろでしたが、この作品にはそんなところは見つけられませんでした。特にあのミレニアムファルコン号
のワープシーンと、デススター爆破時の宇宙船同士の空中戦は、いままで体験したことのないSFXの世界でした。本当に見終わった時に、手に汗を握っていたのを
思い出します。またあのハリソン・フォードを一躍有名にした作品でもあります。 やはり歴史を塗り替えた功績は大きく、98点をあげましょう! |
![]() | [スターウォーズ(帝国の逆襲)]:
主役3人(マーク・ハミル,ハリソン・フォード,キャリー・フィッシャー)が、それぞれ成長した姿を見せてくれたのは、うれしかったですね。特に前作ではまだあどけなさが
残っていたレイア姫のキャリー・フィッシャーの美しさと色気には、個人的に感動を覚えました。ただ特撮そのものは、前作とあまり代わり映えしなかったのが残念でした。
しかし、ストーリーの展開としてはなかなかの出来で、多くの謎残して終わってしまうところがにくかったですね(ちょっと欲求不満でしたが...)。まあ3部作ですので、
ちょっと中だるみかな?という感はぬぐえませんでした。どうでもいいけどちょっと一言「ルークの手首が飛んだときは、痛そうだった」。 従って、前作よりはかなり落ちて、65点といったところでしょうか。 |
![]() | [スターウォーズ(ジェダイの復讐)]:
「帝国の逆襲」から3年。待ちに待った甲斐あって、前作の中だるみを一掃する作品になりました。3部作の完結編ということもあって、完成度は高い!また特撮も1、2作目よりも
ふんだんに盛り込まれ、またこれまでの作品には見られなかった新しい映像の世界を作ってくれました。例えば、森も中を疾走するスピーダーバイクでのチェイスは、客席に
座りながら思わず体を左右に動かしてしまうものでしたし、本作品ではイウォーク(熊のぬいぐるみのようなヤツ)をはじめ、カエルのお化け「ジャバ」や深海魚のような同盟軍
司令官など、多くの宇宙人が登場しそれぞれの個性を出していたことですね。 総評は、3部作を通してストーリーがはっきりしており、「勧善懲悪」で必ず正義が勝つところが気に入りましたので、89点!!! |
![]() | [戦国自衛隊]: コメント制作中です。もうちょっと待ってね! |
![]() | [戦場のメーリークリスマス]:
「戦争」という人間の最も醜い行いの中にも、やはり「人間らしく」生きようとしたもの達がいた、そんな感じを持った作品である。デビッド・ボウイの演技を初めて観たが、
ミュージシャンを辞めても、十分に食べていけるだけの「俳優としての才能」はあるのではないだろうか?またビートたけしが典型的な日本軍人の下士官を演じていたが、
まさに、はまりすぎとしか言い様のないほど個性、風貌、演技ともはまっていた。坂本龍一も同様である。 あまり邦画は観ない方であるが、なかなか面白かったのと、坂本龍一の音楽が印象的だったので、68点! |
![]() | [ゾンビ]:
この映画を何か食べながら、観れるヤツの神経を疑う!死者が生者を襲い食いちぎる。食われたり、傷を負わされたものはすぐゾンビになってしまう。首が飛び、腕が食いちぎられ、
まさに地獄の修羅場。恐怖映画の本場、イタリアで生まれた映画ならではといった作品である。監督は「サスペリア」で世界的に有名になったダリオ・アルジェント、キャスティングは
全く知らない俳優ばっかり(まあ恐怖映画ではそれほど演技力を必要としないのであろう)。ただストーリーは最後に結論を出さずに、「まあ、いいか!」というところがちょっと気に
くわない。 あまり後味が良くなかったので、25点以上はやれない! |
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