釣行時の注意事項
近年 キスは釣れなくなって来ています。理由は色々あるでしょうが やはり乱獲が主な原因なのは確かです。二見海岸でお会いしたご老人は3号の磯竿で最近はキスが釣れなくなった とお嘆きでした。昔はきっと50メートルも投げれば釣れたのでしょうね。 何処そこで釣れた!となると 同じ場所に多人数で釣行しキスを釣り切ってしまえば理の然 キスは枯れてしまいます。また 釣れる場所を探して危険な岩場や他人の庭先にまで侵入して自分の欲望を満足さそうとする こんな釣りを続ければどうなるか 賢明な諸氏はお分かりのはずです。 足るを知る という言葉があります。ごみをしないとか 一度に2本も3本も竿を出さないとかいったものも釣りのマナーですが 趣味として長く釣りを楽しいたいなら わきまえる 事も必要です。 |
1、えさえさ(石ゴカイ、青イソメ)は釣行計画にあわせ必要最小限の購入にとどめ えさ箱を持参しましょう。夏場は 木製のえさ箱に水分を含ませておくとえさの持ちがよいようです。 2、水分補給 夏期、炎天下での釣りでは水分補給を十分取りましょう。お茶とスポーツドリンクの2種類持参するといいでしょう。服装は つばの長い帽子、長袖のシャツ、長ズボンで肌の露出を防ぎましょう。Tシャツ等で釣りをする場合は日焼け止めクリームを忘れずに!首筋や鼻の頭にしっかり塗りましょう。 3、くるま 護岸道路、防波堤、漁港での車の駐車は十分注意してください。地元の車両(交通)が最優先です。迷惑がかからないようにしましょう。車ヨコズケの釣りは慎み 荷物を持って歩く位の気持ちが大切です。 4、ごみ 自分が出したゴミは必ず持ち帰りましょう。仕掛けや天秤(おもり)は極力回収しましょう。「キスを釣るためなら仕掛けの10セットや15セット、おもりの5つや6つロスするくらい当たり前」 と豪語する人がいますがもっての外です。環境に優しい釣りを心がけましょう。(環境ISOに合格!出来ますように。) 5、さかな 釣り上げたキスをそのままクーラーボックスに投げこむと キスが暴れて魚体にキズが付くばかりでなくキス自体にストレスを与えてしまいます。こおり水に入れてシメルのがベストです。 6、PEライン 魚信がダイレクトに得られることからPEライン全盛です。ここ最近0.8号はおろか0.6号が標準になりつつあります。このPEラインはバックラッシュが度々発生しますがスプールへの巻き方次第で減少させられます。1、初めてスプールに巻く時は2、3日前からPEラインを水に浸しておきます。2、軽く絞った雑巾にPEラインを挟んで少々強めにスプールに巻きます。3、釣行時すぐに遠投せずにまず軽く投げてテンションをかけて巻き取ります。4、さあ キスの魚信を楽しみましょう。 7、 釣行後の釣具の手入れ……私の場合 竿……(風呂場で)ぬるま湯のシャワーで塩分や汚れを十分取ります。よく絞ったタオルで水滴をふき取り その後市販のコーティング剤(ボナンサ等)を塗布し乾いたタオルでふき取って仕舞います。 リール……軽く絞ったタオルで塩分や汚れを取ります。スプールを外したリール本体は、ベアリングやネジ部にシリコンスプレーを十分塗布します。スプールは水を張ったバケツに浸けて塩抜きをします。スプールの素材として利用されているアルミは非常に不安定な金属で 空気中で酸化し変色します。その為水に浸けておくのがベストです。私は次回釣行の直前まで浸けておくことが多いです。 クーラー…丸洗いがベストですが 軽く絞ったタオルで丁寧に拭くだけでもOKです。十分乾燥させてから仕舞います。 |