
平成十七年の仲秋、常福寺檀信徒の篤信の方数名により、本堂内に祀られていた十一面観世音菩薩像のお厨子をご奉納頂きました。
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| 十一面観世音菩薩像 |
お厨子とは、仏像や仏舎利を安置する仏具で、仏様をお守りする形状より仏様の住居や宮殿を具現化したものと解釈されています。
老朽化していた十一面観世音菩薩像のお厨子を、今回、新しく特別に設えてご寄進頂いたのです。この場をおかりして、御礼申し上げます。
観世音菩薩は、世界中の苦しみ困っている人々を「救済する仏」として大きな信仰を集めている仏様です。その特徴の一つに、さまざまな姿に変化をして救済にあたられることがあります。
十一面観世音菩薩はその変化身の一つで、六観音にも数えられています。サンスクリット名は、「十一の顔を持つ者」を意味する「Ekadasamukha(エカーダシャムカハ)」。
十一の顔を持ってあらゆる方角を見渡し、人々を苦難や病魔などから救う抜苦与楽の仏様であり、その功徳には「十種勝利」や「四種果報」があげられます。
この仏像は、右手に錫杖と念珠を持ち、左手に蓮華を挿した賢瓶を持つお姿で、奈良県桜井市の長谷寺の本尊様を原型とするいわゆる「長谷型観音」と呼ばれるものです。
十一面観世音菩薩像は、本堂左手奥の聖天壇の正面に、今回ご奉納頂いたお厨子のなかに安置されております。
(本年七月に製作発注を行い、九月下旬に納品いたしました。裏書には、奉納日を平成十七年七月吉日と記してあります)
皆様、お参りの際には、十一観世音菩薩像が安置された立派なお厨子を、どうぞご確認下さいませ。