

平成十八年の陽春、常福寺檀信徒の篤信の方数名のご寄進により、本堂内に祀られていた地蔵菩薩像の修復がなされ、あわせてそのお厨子もご奉納頂きました。
地蔵菩薩像 地蔵菩薩は、釈迦如来の入滅より弥勒菩薩が未来に出現するまでの56億7千万年というとても長い間(いま現在)、六道に苦しむ衆生の痛みを救ってくださる「大受苦の仏」として大きな信仰を集めている仏様です。サンスクリット名は、「大地の蔵(母胎)」を意味する「Ksitigar-bha(クシティガルバ)」。
大地の堅固さをもって衆生の苦しみを代苦する仏、また大地が我々にもたらしてくれるさまざまな恩恵をあらわす仏ともいえます。
その特徴は、僧侶の姿をされていること。右手に錫杖、左手には如意宝珠を持ち、岩座の上に座します。六道輪廻を救う六地蔵の他にも、賽の河原で子供を救う子安地蔵や水子地蔵、鎧を纏った勝軍地蔵など、変化した姿も多く見かけます。
また、お厨子とは、仏像や仏舎利を安置する仏具で、仏様をお守りする形状より仏様の住居や宮殿を具現化したものと解釈されています。
この度は、老朽化していた地蔵菩薩像の修復と、それにあわせたお厨子の設えとを、それぞれご寄進頂きました。この場をおかりして、御礼申し上げます。
今回修復された地蔵菩薩像は像高45cm、本堂左手奥の聖天壇の正面右手に安置されております。
(地蔵菩薩像は、平成十七年六月に製作発注を行い、九月に納品いたしました。また、お厨子は、平成十八年一月に製作発注を行い、四月初旬に納品いたしました。裏書には、奉納日を記してあります)
皆様、お参りの際には、今回新しいお姿に生まれ変わった地蔵菩薩像を、どうぞご参拝くださいませ。