ザク06R 1/100 バンダイ |
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マスターグレード(以下MG)シリーズのザク06Rver2.0です。 |
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一年戦争開戦時から公国軍の特殊部隊(正式名称:「突撃機動軍第7師団第1モビルスーツ大隊司令部付特務小隊」)としてエースの名を轟かせていた「黒い三連星」ガイア少尉の得意とする戦術はジェットストリームアタックである。 死角から急旋回、敵機に正対し直線行動をとることで、気付いた時には目の前におり敵は対応出来ないという。これは人間の視覚情報誤差を使ったものである。目から入った情報は網膜にたどりついてから大脳に至るまで0.1秒かかる。しかし脳はその0.1秒を補正しちゃんと見えるように工夫しているのである。 少尉はジェットストリームアタックの成功確率を上げるため、もっと正対するタイミングを速く出来ないものか思案していた。そこで蜜月関係のあったジオニック社に高機動化を要請した。
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ジオニック社の技術者達は出力を06R−1A比150%を目指した。脚部のスラスターノズルを追加することにより出力をアップ、熱核ジェットの使用量増加は推進プロペラントタンクの追加で解決、発熱対策は冷却装置の大型化で問題を克服した。 本来なら機動性に合わせて各関節の軸受強化が必要だが、当時モスク・ハン博士のマグネットコーティング理論は基礎研究段階であり実用化は難しいとされ見送られた。 しかし実際はテスト段階で開発は中止となりロールアウトしなかった。それは軍の次期MSはツィマッド社のドムが採用されており基本フレームの古いザクでは次の入札では勝てないと判断したジオニック社陣営はYMSシリーズへ方向転換したためである。 その後ガイア少尉はドムに搭乗し戦果を上げ、高機動化という流れは確実に継承していくこととなった。
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