・・・・・安全で、安心できる街づくりをめざして・・・・・
上野市における地震想定 (三重県地域防災計画被害想定調査報告書から)
この地震モデルは、標本的モデルであって本震災対策編の各計画の基礎とするものではない。
1 想定の概要
上野市域には,木津川断層帯,頓宮断層,名張断層帯の3つの活断層帯があり,この活
断層を震源とする内陸直下型地震の、どのモデルにおいても市域内のほとんどが震度6強に
なると想定されている。
一方,東海・熊野灘沖の南海トラフを震源域とする地震については,平均震度6弱の揺
れがあると想定されている。
2 最大地震規模想定
@木津川断層帯 マグニチュード 7.3 震度 6.3(6強)
A頓宮断層 マグニチュード 7.3 震度 6.1(6強)
B名張断層帯 マグニチュード 7.3 震度 6.2(6強)
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基本データ一 |
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木造 17,207 非木造 2,536 |
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3 その他の断層による影響
平均震度6弱以上の強い揺れとなり、上野市が影響を受けると想定される断層には,布引
山地東縁断層帯,鈴鹿東縁断層帯,家城断層,鈴鹿坂下断層がある。
なぜ 防災チエックマップが必要なのでしょうか (三重県民防災塾に参加して)
阪神・淡路大地震を経験した私達の社会では、様々な観点から防災に対する対策が必要とされています。阪神・淡路大震災の教訓のひとつは、不幸にして失われた尊い命や財産の大半は、地域社会で発生した災害によるものであったことです。つまり、災害は地域の実状(自然条件や社会的条件)を反映して、まちの中から発生するということが言えます。
そこで、普段生活している地域を 「防災の目 」で見て、どのようになっているかを知ることは大変大切なことといえます。
その手始めとして私達の住む地域社会でも、危険箇所や安全な場所に関する点検を行って防災チエック地図を作成し、まちの現状をつぶさに知り、地域住民として何をすべきかを考えていきます。
・まち歩きの要領
さあ、出発、準備するもの
1 住宅地図 2 筆記用具 3 防災まちづくり記録用紙 (*カメラによる写真記録は後々の記録に大変役立ちます。)4 画板(地図の下敷きとなるもの、必ずしもなくてもよいが あると便利)
誰とどこを歩くか
歩く場所は、基本的にご自分の住んでいる地域、町会等の範囲ならばどこでもかまいません。1
回のまち歩きだけで町会の範囲をくまなく歩く必要もないでしょう。
例えば、避難路となりそうな道筋を歩きその周辺を点検するとか、ある程度まとまった商店街や住宅地などの範囲を決めて歩くなど、いろいろな方法があります。歩くのは、町会有志などグループで歩いてもよいですし、区域をわけ、担当を決めて分担して歩いてもよいと思います。また、消火器を点検する係、塀をチェックする係りなど役割を決めてチェックするやり方 もあります。
普段見なれた身近な場所ですが、案外知っている範囲や事柄は限られているものです。この機会を利用して、なるべくたくさんの人が自分のまちを知るキッカケとなればよいと思います。・広く呼びかけてみましょう。 歩く日時は、一日かけてじっくり歩くのもよいですし、何かの催しに合わせて歩いてみるのもいい と思います。町会などの都合に合わせて無理のないように・・・・・・
・チェック項目
チェックする項目は以下を参考にして下さい。【防災施設や安全なところ】
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◎公園や広場の位置とその状態 |
・避難は可能か(オーブンスペースとして役立つか?) ・周辺状況、公園内に火炎を防く樹木などあるか ・農地などのオーブンスペース ・社寺 |
◎消防・消火施設 |
・消火栓の位置 ・防火貯水槽の位置と表示 ・街頭消火器(地域配備消火器)の設置場所、管理状態等 |
◎防災倉庫(地域で管理しているもの、行政で管理しているもの) |
・位置、管理状態、周辺状況、内容 |
◎防災活動に役立つと思われるもの |
・病院、診療所、薬局、食料品店、金物店など ・建設関係工事店、各種燃料取扱店など |
◎利用できる水 |
・(使える)井戸、川の水、池、湧き水、その他 |
◎防災無線(行政無線ハンザマスト) |
・位置 |
◎ー時集合場所(決められている場合) |
・広さ ・集合場所周辺の状態(樹木、水の有無) ・表示など分かり易くなっているか |
◎避難場所 |
・広さ ・建物の状態 ・出入口の状態 ・周辺のまちなみの状態 ・地形、地盤の状態 ・周辺の道路条件(避難、物資の搬入) ・各種防災施設の整備状況 |
【危険なところや問題点】
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◎道路に関するもの |
・狭い、角切りがない(緊急車両が通れない、入れない) ・曲がっていたり、変形、交差が多く見通しかきかない ・道路沿いに転倒、落下しそうな不安定なものがある ・斜面にある道路で、擁壁崩壊などで崩れる恐れがある ・急坂や段差があり、高齢者や幼児には負担が大きい ・普段歩いていて、見通しが悪いなど交通事故の危険を感じる ・路上駐車が多い、商品・看板などが道路にはみ出している ・川にかかる橋や歩道橋の状態 ・近くに迂回ルートがない ・緊急車両が進入できるルートがない、奥まっている .常時、車の交通量が多い(車両災害の可能性) |
◎街並みに関するもの |
・老朽化した建物(特に木造)が、道路沿いに立ち並んでいる(倒壊) ・不安定な塔状工作物(煙突、給水塔、大型アンテナ、広告塔) ・起伏が多い街並み(周辺環境や状況がわかりにくい) |
◎倒壊・転倒しそうな危険施設 |
・高い、古い、損傷した塀(プロ、ソク塀、石塀など翼尊塀) ・様々な自動販売機 ・傾斜地や盛士地の擁壁 |
◎土地や地盤に関する問題 |
急傾斜地で擁壁などが不備、古い、傷んでいる 川沿いなどで地盤が柔らかそうである |
◎危険物施設 |
・石油類など危険物貯蔵施設の場所 ・LPGなど貯蔵施設の場所 |
◎出火(火災発生)の可能性が高い場所 |
・晋段、火気器具を使用している施設が多い |
・燃えやすいものが、山積している場所 |
◎避難ルートのシュミレーション |
使う凡例
清書地図に使う凡例は以下を参考にしてください。
ここにない項目でも、適当なわかりやすい記号を決め、付け足してください。ただし、最終的な仕上げは白黒印刷なので、色で区別するのではなく、形で区別できるものを考裏します。
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消火器 | ======== | 危険な塀 |
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消火栓 | **** |
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貯水槽 | △△△△ |
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///// |
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消防ポンプ庫 |
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放置自転車 |
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▲▲▲▲ |
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※「危険な塀」、「生垣」は道路のどちら側なのかが、わかるようにマークしてください。
※ 両側にある場合は、両側にマークしてください.