決議事項(伊賀5市町村でRDF施設運用についてまとめられたもの)
                                                             ☆ RDF焼却・発電施設の運営経費に係る市町村等のー部負担については、今後、様々な変動要因が考えられる現状において、当面の3  年4ケ月間(H14.12.1〜H18.3.31)は、これを見極めるうえからも、次の考えにより、施設の運営管理を分担・負担する。
                                                             ☆ 県は、RDF焼却・発電施設があくまでも県施設であることをふまえ、施設の維持管理費については、市町村が負担する分担金以外の  売電収入等で充てることを基本として、当面の施設運営を行う。

☆ 市町村は、ごみを焼却すれば、この灰を処理せねばならず、現状においても、ごみ焼却により生じる灰処理に多額の経費を要してお  り、又は自己の処分場の確保が必要である。
  これらが軽減されること等を考慮して、RDF焼却・発電施設の灰処理費等のうち、場外処理に要する灰処理費(現在の試算2,868百万  円)を当面の負担の考え方とする。
                                                             ☆ 当面の3年4ケ月間以後は、こうした考え方を基本としつつ、大幅な状況変化等があればこれを考慮しつつ見直すこととする。
                                                             ☆ 今後、様々な変動要因が考えられ、関係者が協力して、将来の負担増の抑制に努めることが必要であり、RDF協議会としてもこれに  取り組むこととする。

(参考)以上の考え方により、現在の諸条件を前提に算定した額は、次のとおり。                            @当面の間のRDFIトンあたりの負担を4,500円 提示を3,790円(−710円)とされたい。

 A県に求められる経営努力(又は負担増)(537百万円)とされたい。市町村負担額 3,405百万円 が2,868百万円となる。

園平成13年12月15日理事会・総会への提案
「当初3年間は、RDF処理費をRDFIトン当たり4,500円として事業の運営に当たるものとするが、その後見直すものとする。」

RDF焼却・発電事業の経営見通し(三重県RDF運営協議会)

RDF処理費

4,500 円/t

原価算定期間

平成14年12月〜平成29年3月

売電電力量

763,732,333 kwh

RDF量

756,767 t

総収入

10,840,498 千円

内訳         売電収入

7,435,046

内訳        RDF処理費

3,405,452

総費用

10,840,498 千円

内訳      減価償却費

1,451.,277

内訳       支払利息

10,284

内訳    市町村交付金

247,851

内訳   人件費、諸費等

732,360

内訳        委託費

8,398,726

内訳 人件費 

1,882,128

内訳 物件費等 (修繕費、燃料費等)

2,962,040

内訳 灰処理費等

3,554,558

 内訳 灰処理費(場外処理経費) 

2,867,953

             内訳 薬剤費等

686,605

算定条件
(1) 事業費の算定期間は、平成14年,2月から平成29年3月までの14年4か月間とする。
(2) RDF処理費は、算定期間中の総収入、総費用の見込み額をもとに算定するものとする。
(3)当初3年間は、RDF処理費をRDF1tあたり4,500円として事業の運営に当たるものとするが、その後見直すものとする。
(4) 処理するRDFの量は、当初7年4か月間は日130tとし、その後7年間は日160tとする。また、RDF処理費の見直し時に、RDF量も見直すものとする。
(5) 売電収入は、平成13年度の中部電力鰍フ余剰電力購入メニューに基づき算定する。
(6)県は、桑名広域清掃事業組合に電力を売電するが、その売電単価は組合が電力会社から買電する場合と比較して生じる差益を県と組合で等配分されるよう、設定するものとする。