農業→自然の流れを感じて種をまきそれを見守る仕事
・環境問題と仕事の関わり
旬の野菜を露地中心で育てているため,私はいつも自然と仕事をしています。自然は(土→草→林→森→土)と循環していて そのどの場所でも人間は関わっていて,その流れを変化させて利益を得ています.その流れの変化したことの歪みを感じ、人々に伝えるのが私達の仕事であるとかんじています。
・仕事のきっかけ
私は,農家の次男で小さなころから,土と遊び畑や山の中で走り回っていました.そのためこの仕事につくことは、あたりまえと思います。なぜ環境問題に興味をもっていくようになったか・・・それは、仕事の中で農薬にまけたことや,子供が身体障害者になってしまい,他の親との話の中で、本当に弱い人,自然,何も言えない人が今の社会の中では中心にいなくて,端にいることをしりました。そのことから,いろいろな人にそれを伝えたいと思ったから。
・理想と現実のギャップの克服
自然の中で育つ野菜は,色が淡かったり,形が不ぞろいであったり,虫が食べていたりといろいろです.しかし,それを流通を(生協,店,市場)を通して消費者に届けるときに、クレームになったりしました。自然のしていること,これからやりたいことを,他人にぺらぺらと言って、自分の心の後ろ向きを止めたり,集荷場を建てたときに自然農法と誰もが道から見えるようにしました。そのことで農薬をかけたい気持ちを止めたのです.いろいろな人と話す事でいつかその人が,力になってくれます。(本気であるなら)農薬をかけたり,化学肥料を与えたり,そんなことは一瞬の心の悩みであり,自然はそんなことは何とも思っていないし、自然の中では時がくれば全ておさまり,何事も人間は自然に勝てないでしょう。
今私は33歳(2000年当時)になっていますので,そろそろ仲間を創っていこうと思い、研修生を入れています。(勝手に研修生になる人がいる)その人たちをまず生活出来るように流通を創ること,その人たちが私がいなくても,私と同じことを次の人々に伝えていくことを,仕事をしながら感じ、覚えてほしい。そして流通に出すときに,野菜の計量、袋詰、卵のパック詰、加工、その他いろいろな作業を身体障害者などの作業場を作り、任して、私がいなくなってもこのような活動が活発に動くようにしていきたい。