音が気になる今日この頃 −06.05.18−
最近、携帯で写真を撮ることが多くなった。自分のホームページ(このホームページだが)に載せている「バイオリン奮戦記」に写真を添付するためだ。そうしていると、ついでに、音が気になりだした。日常の音である。電車が近づきますというアナウンスや電車の音、足音など、これも、携帯にある「ボイスレコーダー」という機能を使って、録音している。
どうという事はないし、加工や活用も考えていないけれど、こういう日常の音は、日常のスナップ写真と同じように1度きりのものだ。そこに、興味がある。
声にも、興味が出てきた。人間は顔の微妙な違いを見て、知り合いかどうかなど、判断する。それと同じように、これまで聞いた声の中から、電話の声などを聞き分けて、判断できたりする。すごい能力だと思う。
通勤のバスの中で、思わず、顔を確かめた声の方がいた。誰かに似ている、ということではなくて、きれいな声であった。低く響く男性の声で隣に座っている女性と話されていた。おもわず、顔を見てしまった。普通のおっちゃんだった。
きのう、午前中に「ヘルパー養成講座」があり、講師をさせていただいた。そのなかで、障害者自立支援法を理解するため、3人が登場するせりふ仕立ての文章を3人の方に読んでいただいた。一人は生徒役の女性、もう一人は男性で先生役、もう一人も男性で生徒役をお願いした。先生役の男性は若く、生徒役の男性は年配の方だった。頼んだ私が言うのは申し訳ないが、その役にふさわしい声づかいでないと、違和感があった。声にも年輪があるなぁと思った次第。(学習は、声づかいの練習ではなかったので、内容は、しっかりと伝わった。ありがとうございました。)