奈良の空に爆音はいらない。 −06.05.19

 昨日、午前1130分ごろ、ジェット機が飛んでいく爆音が奈良の空を裂いた。その時は、何事か判らなかったが、今日の新聞に、記事が載っていた。20日に予定されている航空自衛隊奈良基地祭のイベントとして展示飛行?をやるらしいが、その飛行航路の確認を兼ねた訓練飛行とのこと。1,500フィートの上空というと1フィートが30cmなので、450メートル。超低空である。

基地祭は、行きたくなければ、見ることも無いが、展示飛行なるものは、見たくない者まで爆音で恐怖と不安をあおる。自衛隊は、これで日本を守っていると示したいのだろうか。僕には、平和の鳩が飛ばないように、おどしているとしか思えない。

そこで、急きょ、航空自衛隊奈良基地に抗議と今日・明日の飛行の中止を求める申し入れを行なった。 

平和委員会の人たちが中心となって18人が集まった。対応は、総務の班長さん。丁寧に対応してくださったが、私たちの願いは切実だ。机の中にもぐる幼稚園の園児達。授業を中断した生徒達。市民はほとんどが知らされておらず、市役所へも前日(16日)の午後3時から4時の間に自衛隊基地から文書を持ってきただけ。国土交通省にだけ、了解をとれば、よしとする、その感覚が、誰のための、何のための自衛隊かを物語る。お国の為に個人は我慢、お国の為に地域は我慢。個人を守るために、地域を守るために国はあるのだ。