真昼の宣伝−06.05.25−
真昼の決闘ならぬ、真昼の宣伝に参加した。とにかく、外は暑かった。雨が降っては宣伝も嫌なものだが、暑くても少々こたえる。更に暑くなるというのに。
何の宣伝かというと、「消費税廃止を求める各界連絡会」という団体と、憲法九条を守れ奈良県共同センター」という団体の合同宣伝日だった。
私の職場は、どちらも関わっているので、2人で参加した。全部で10人くらいが行動し5人ほどがマイクで訴えた。
途中、TBSテレビ局が奈良の観光を放映のため録画するということで10分ほど中断した。タレントの??さんが来ていたというが、知らない名前で既に忘れた。
今回は、年配の方が、割と署名に応えてくださった。中には、「私もやらなあかんねんけど」と申し訳なさそうに署名をしてくれる方もいた。手を振って励ましてくれる年配の方もいた。
近鉄奈良駅の行基像まえで托鉢をされているお坊さんにも、署名をお願いする人がいて、お坊さんは手甲というのだろうか手に巻いていた白い布をわざわざ解いて、ていねいに署名してくださった。それで、ということではないが、私は、宣伝が終わってから小額のお布施をお渡しした。
昨夜、テレビで行基さんのことが放映されていたからかもしれない。民衆のために、土木工事や福祉の事業をされた僧である。そういえば、以前に宣伝活動を同じ場所でやっていると、世の中をよくする活動は誰がはじめたか知ってるか?と聞かれたことがある。その人は「行基さんや」と言って、いろいろ説明してくれた。
確かに、社会変革の先人である。
お布施をしながら、誰のためにお布施をするのか、と考えた。おわんを持っているお坊さんのためではない。自分のためにするもの、その機会をこのお坊さんは与えてくれていると思った。