脳の働きを考えた。脳はすごい。−06.05.31−
脳の働きはすごいと思う。想像したり、記憶したり、創造したりもする。
記憶とは何だろう。というより、どこに記憶されるのだろう。脳だ。しかし、脳は物質だ。物質の中に記憶される。身近なところでは、テープやフロッピィ。今ではCDやDVD、ハードディスクがある。
脳という物質が、記憶という働きをもっていることがとても、不思議に思う。
もちろん、判断や決断力、損得勘定が脳でおこなわれているということも不思議なのだが。
この文章をパソコンで打つという作業、脳が指示を出して指が動いて、文字を残している。記憶の遺産は、いつも最先端である。
もし、江戸時代の人が、パソコンを持ったとしても、まず、作業できないと思う。記憶の遺産がないからだ。いや、使いこなすことはできるか。こだわらなければ。
なぜ、画面に文字が出るのか、とか、こだわり出したら、作業は止まる。思考は動きだす。それは、現代人も同じか。
記憶の過程−入力、保存、出力−のメカニズム。研究はずいぶん進んでいるのだろう。だから、人間が思っただけで、その脳波を感知してロボットが手足を動かすことが出来るようになってきた。考えれば、怖いことだ。こいつをどつきたいと思ったら、代わりにロボットがどついたりするのだろうか。制御がなければ、動かせないだろう。危なくてしょうがない。
記憶の内容は、脳が失われると、消える。一部は外部に記録できる。文字や音声や映像として。しかし、丸ごとは無理だ。
無理だ、といっていれば、そのうち出来るようになるかもしれない。脳の記憶をコピーすること。
脳の記憶がコピーされれば、技術もコピーされるのだろうか。たとえば、ピアニストの脳を私の脳にコピーしたら、たちまち、ピアノが弾けるようになるとか。運動機能はコピーされないから、無理かな。100メートル9秒台で走れる人の脳をコピーしても、私が100メートル9秒台で走れるわけがない。