小さい人−06.06.03−
高見のっぽさんは、子どものことを「小さい人」と呼ぶ。「教育基本法改悪案」に対して、「愛」を法律で決めるのはナンセンス、と話されていたなかで、のっぽさんは、そう呼んでいた。
のっぽさんは、NHK教育テレビの幼児向け番組「できるかな」に24年間出演されていた方だ。
教育基本法改悪案に対する意見も嬉しかったが、「小さい人」という言い方を始めて聞いたような気がする。
「大きい人」も「小さい人」も同じ「人」なのだ。大きいか(早く生まれ、たぶん多くを経験しているか)小さいか(最近?生まれ、たぶん少ない経験の人か)の違いだけで、今、この時・時間を生きる人としての尊重と尊敬が「小さい人」という表現にあらわれているように思う。だから、のっぽさんは大きい人の責任を指摘する。