今日を忘れない。−06.06.14−
「医療制度改革関連法案」が参議院本会議で採択され成立した。
自民・公明の与党が数の力で通してしまった。
内容は、高齢者の窓口負担が1割から2割に上がる、高齢者の高所得の人は3割に上がる、保険がきかない医療と保険のきく医療の混合医療を認める、75歳からの「高齢者医療制度」を新設し高齢者からも保険料を徴収する、長期療養病棟を38万床から15万床に減らす、といった改悪がずらりと並んでいる。医療を必要としている人からみれば受診抑制に他ならない。
そして、医療機関からみれば、経営困難となり廃業も増える。
なにがそうさせたのか、高齢者が増えたのが悪いのか、そうではないだろう。
国民が安心して暮らせるように生活保障をするという当たり前の仕事を政府は放棄した。自民党と公明党が考えているのは、大企業のもうけとそのおこぼれを献金などで自分のフトコロにどれだけはいるかということ。
第164回国会と「医療制度改革関連法案」に賛成した議員を覚えておきたい。