親より子ども−06.07.21−
私の子どもは、17歳。
私が、17歳の頃、親父は仕事と農業をやりながら、地区のことも、頼まれながらやっていた。
私はといえば、仕事はやっているが、農業もせず、地区のこともあまりせず、ギターやバイオリンに興味をもって、弾いている。
親父は、村の祭りなどで、笙(しょう)をふいていた。何本もの竹をまとめた筒状の雅楽の楽器で、親父の親父(私から見れば、祖父)がふいていて、後を継いだ形だ。
私は、継がなかった。
親父はギターや他の弦楽器や管楽器に興味を持っていなかった。
思えば、親父と比べて、私は子どもっぽい?というか、大人でないという気がする。
親父がいなくなっても、相変わらず、ギターを弾いている。
きっと、そんな親がいてもいい。