佐藤忠良さんの彫刻と・・・その2−06.08.11

89日(一昨日)の「思うこと」に「自分らしさとは・・・満足の尺度を自分の中に持つこと」と書いた。それは、そう思っているが、それなら、自己満足でいいのか、と考えた。そうでもないと思う。なら、どうなんだ、ということになる。

料理は、食べた人が「おいしい」と言ってくれてこそ、作りがいがある。つくって、ながめて、自分で食べて、おいしかった、では、もの足りない。絵や彫刻もそういう要素はあると思う。

「評価を他人のものさしで測らない」ことは大切だと思う。けれども、自分が納得できるものを人にすすめて、意見をもらって、自分なりに咀嚼していく姿勢は大事だと思う。

むずかしいなぁ。

井上ひさしさんが、文章を書くときに大事なのは「あなたにしか書けないことを誰にでもわかる言葉で書くこと」だという。そして、その逆が多いことを指摘する。学術書などに多いという。「書く」を「表現する」に言い換えれば、芸術にも当てはまると思う。私の机の前に、紙に書いて貼ってある。(以前にも書いたかな)