第20回日本高齢者大会に参加して−06.09.28

昨日・今日と、熱海で開催された「第20回日本高齢者大会」に参加した。2000人の参加者、しかし、前回の半分とのこと。それでも、会場は、参加者であふれていた。

2日目の分科会は、「自治体交渉のための地方自治講座」に参加。ここも、30人程度の参加予定だったのか、予備の椅子を入れても、座れない人がいて、私も、後から来た人に椅子を譲って、廊下で聴く羽目になった。内容は、実践講座的だったので、参考になることが多かった。講師は、自治体問題研究所事務局長さんだった。わかりやすかった。

話は変わるが、今、「いじめ」の反動が30歳代を襲っているように思う。いつもみるインターネットの「きっこのブログ」にいじめを苦に自殺した人が出始めたのはいつ頃だろうと、書かれていた。                

彼女は、東京の中学2年の男子が、クラスで毎日のようにイジメに遭っていた上に、先生までが参加して「葬式ごっこ」とかをやられたりして、悩み抜いた末に自殺した事件を取り上げていた。彼女は同い年だったとのこと。そして、彼女は、今の40代くらいまでをいじめ世代という。

そんな記事を読みながら、今の30代には、人に対する不信感が残っているのではないか、と思った。いじめられた、だけではなく、いじめに加わった、いじめを見ていた、とめられなかった、そんな体験が今も、尾を引いているように思う。人に対する不信感は、自分への不信感へつながる。

けれども、それは、個人の責任ではない。そんな風潮を生んだ背景があったと思う。そうでなければ、社会問題にならないだろう。

いまも、いじめ体験が社会問題を生んでいる。

解決は、人を信じ、自分を信じることだと思うのだが・・・。