「改憲手続法案」が衆院憲法調査特別委員会で採択 -07.04.12−
東京:国会へ行った。改憲手続法である「国民投票法案」が衆院憲法調査特別委員会で採択される状況の中、採択は許さない!と要請に行く。
しかし、今日、自民党・公明党の与党が数を頼りに委員会採決を強行した。
まさしく「暴挙」だと思う。と、同時に、私は、国民への反省を促すことにもなると思った。
理由は、一つは、これまで、「不断の努力」で憲法を守り、生かしてきたか、ということ。もう一つは、民主党を含む改憲を主張する政党の国会議員数を抑えられなかったこと、だ。
私は、今の憲法は少なくとも、100年は一字一句変えてはならないと思う。それは、戦争の犠牲となったもろもろの命と引き換えに生まれた憲法の精神を受け継ぎ、発展させるところまで、私たちは到達していない、と思うからだ。もっと、今の憲法を学ばなければならないと思う。
この「国民投票法案」で、国民の4分の1の賛成で改憲しようとしているが、同時に、その投票は、まさに、戦後政治の総決算として、自民党政治の賛否を問うものでもあると思う。しかし、大企業の利益を守る「自民党」という衣を「民主党」という衣に替えるだけでは、国民の暮らしは良くならない。
今の改憲問題は、民主党の本質(自民党と変わらない政策、保守政治の延命としての役割)を明らかにしているし、当たり前の民主主義国家に進むために用意された国民への課題だと思う。
大いに運動を盛り上げることで、戦後政治を問い直したい。それは、今の保守勢力が恐れていることだろう。
私たちに出来ることは、まだ、残されている。