酒呑みについて −07.07.05−
酒呑みはきらいだ、といえば、私を知っている人は、100人が100人、いや、そんなに多くなくても、10人が10人、腹を抱えて笑うだろう。
そして、私の親父もじいさんも、酒呑みだった。そして、酒を呑んでいる場面で、いい思い出はあまりない。
親戚で集まって呑んでいた時に、親父とじいさんが喧嘩をしだしたり、酔って帰ってきた親父が大きなけがをしていたり。
自分はどうか。やっぱり、酒を呑む。どちらかと、言われなくても酒呑みである。
立ち飲み屋に寄ったり、駅で缶ビールを買ったり、お手本みたいな、酒呑みのおっさんである。
けれども、酒呑みはきらいだ。そんな、酒呑みに自分がなっている。こうなると、酒呑みがいとおしくなる。
結局、どんな酒呑みになるかだが、どう言い訳しても酒呑みは酒呑みで、酔うために呑むのだから、品行方正な酒呑みにはなれない。