理想の社会はどんな社会 −07.08.12

高校生の頃なので、今から30年以上も前のこと。私は、自分なりの理想の社会を思い描いた。

それは、「お金がない社会で、行きかう人があいさつを交わす社会」だった。

「お金がない社会」というのは、貧富の差がない社会であり、「あいさつを交わす社会」というのは、人と人が信頼しあえる関係でいられる社会というように思った。

基本的には、今も変わっていないと思う。もちろん、お金はほしい。あいさつをしたくない時もある。けれども、私自身が思い至った理想の社会は、やはり、今も、私の理想の社会であり続ける。私自身の羅針盤である。             自分の中に羅針盤を持つ危うさと確かさは、これまでの生活の振幅であらわれている。とにかく、揺れる。私の羅針盤があいまいだから、かも知れない。

けれども、おそらく、私が死ぬまで、私の理想の社会であり続けると思う。