カメラが趣味に加わった −07.12.07−
写真に凝っている。また始まった、と家族はあきれているだろう。熱しやすくさめやすい。確かにそうだが、例外もある。例外の一つがバイオリンということになるが。とにかく、2週間ほど前から、写真機を持ち歩いている。そう、持ち歩いているが、いつも撮っているわけではない。ほとんど、持ち歩いているだけ。それでも、朝の犬の散歩から始まり、出勤の途中や帰宅途中に、たまに、撮る。朝の景色や、出勤途中の橋から見た川など。写真機は30年程前に買った一眼レフ。もちろん、デジカメではない。フイルム巻き取りもピント合わせも手動の買った当時から時代に乗り遅れたカメラだ。なにせ、当時、ピント合わせ自動の「オートフォーカス」が出まわりはじめたのに、手動のまま売ろうとしたので、会社は倒産。労働組合で細々と販売していたものだった。 フイルムを現像に出してプリントされてからしか、確認できないがちゃんと写る。これまでにフイルム2本分を撮ってピンぼけや妙に明るかったり暗かったりするが、写っていた。
まだ、景色しか撮れない。人は失礼だったり嫌がられるかな、と思って撮れない。そのうち、自然と声をかけて断って撮れるようになるかもしれない。問題はコミュニケーションのような気がする。
写真に役割があるのかないのか、目的があるのかないのか、何が表現できるのか、表現ではないのか、思っていてもフイルムに何か写るわけでもないので、撮りたい景色や物や人に出会ったときにシャッターを押そうと持ち歩いている。熱がさめるまで