キャンプのだいご味は、なんといっても焚き火です。
焚き火の炎から太古に生きた人の「祈り」が伝わってきます。
狩りの獲物を焼いたり、草や木の実を摘んで煮炊きをしたり、火を囲んで踊ったり。
人は、火を手に入れ、扱うことで、文明を築いてきました。そして、人は、火の活用方法を試行錯誤し、蒸気による動力を生み、生活を便利に変えてきました。
今は、夜に焚き火で暖を取る必要はなく、ろうそくの火で先を照らすこともありません。それでも、キャンプの焚き火に魅かれるのは、文明の源との対話のような気がします。
地下室でも太陽光に近い照明が得られるLEDが、テレビで紹介されていました。植物も光合成ができるとのことです。勉強も仕事もはかどりそうです。
けれども、たまには、月の光の下で焚き火の炎の中の「祈り」に耳を傾けたいと思います。