149. 日本被団協がノーベル平和賞を受賞して 20241211
日本被団協がノーベル平和賞を受賞した理由の中で、ノーベル委員会は「アルフレッド・ノーベルのビジョンの核心は、献身的な個人が変化をもたらすことができるという信念」であり、「(被爆した)経験を平和への希望と関与を育むために役立てることを選択したすべての被爆者を称えたい」と述べています。この中で、「献身的な個人」と「選択したすべての被爆者」という言葉にすごいなと思いました。被爆者であると表明すること、被爆の経験を話すことに、一人ひとりの葛藤があったと思います。受賞は、「被団協」という団体ですが、やはり、葛藤の中で、二度と核兵器を使わせないために、「語る」ことを選択した一人ひとりの被爆された方々への受賞だと思いました。そして、実際に核兵器を減らす手立てにこの受賞がつながるかどうかは、私たち一人ひとりにかかっていると思いました。ノーベル平和賞は、それを期待しているのだと思いました。