nismo トラクションロッド
まずは、リアをジャッキアップさせて、安全のためウマは絶対用意しましょう。高トルクで締まっているボルトばかりさわるので…。もちろんタイヤを外し、ボルトにCRC等を吹いて緩めやすくします。トラクションロッドの手前側のボルトはアッパーアームが邪魔になるのでアッパーアームの手前のボルトも外します。ここらのボルトはM19で結構硬く締まってますので、柄の長い工具やスピナーハンドルは必須です。ボルトが緩めば後はできたも同然、ボルトを仮締めまで済ませます。
そして、ボルトの本締めですが、ここでひと工夫。ここでAアームを留めているボルトも少し緩めます。
そして、ジャッキを持ってきてAアームの下に当て、タイヤハウス頂点からハブ中心の距離を目安にサスが1Gにした時と同じくらいのところに来るようにジャッキで調整します。
後は、緩めたボルト全てをしっかり本締めします。
こうすることでブッシュの不要なよじれをなくします。
ブッシュのピボット部ってもっと滑らかに動くものと思ってましたが、実はブッシュの中のゴムがねじれてサスが動いているらしいです。ということは、ブッシュのセンターって固定されてしまっていて、アームが動いてもブッシュのセンターは動かず、周りのゴムがねじれることでサスが動いているということです。
ということは、車高を下げている場合、ブッシュの状態は、内側はノーマル車高時の位置で、外側は車高が下がった位置で、常にゴムブッシュがねじれている状態であるそうです。このストレスをとることでサスの動きが素直になるというのです。