花垣地区住民自治協議会
はじめに
 伊賀市発足後の12月議会において「伊賀市自治基本条例」が制定されました。
 この条例は、いわば伊賀市の憲法に相当するもので、「人が輝く、地域が輝く」自立したまちづくりのための基本方針や、それを実現するための自治の仕組みなどが示されています。
 これからは、住民自らが、地域の課題や問題点解決に取り組み、行政がこれらの活動を支援していくことになりました。
 このように住民自身が主体となってまちづくりを進めていくように定められています。(地域まちづくり計画の策定)
 
花垣地区においても、平成17年4月12日「花垣地区住民自治協議会」が設立されました。
 私たちの周辺には、防犯、防災、環境保全、人権啓発、少子高齢化対策など、さまざまな課題が山積されています。
 これらの課題を解決していくために、自ら「地域まちづくり計画」を策定し、計画に基づいた事業を実施していくことが求められています。
 こうしたまちづくり活動の基本となるべき「まちづくり計画」を目指して「花垣地区まちづくり計画(花垣生き活きプラン)」を策定しました。

 まちづくり計画策定の組織と役割
 花垣地区まちづくり計画(花垣生き活きプラン)は、花垣地区住民が主体となって問題解決に取り組み、地域の今後の在り方を積極的に考え、地域に住む全ての住民が活力あるまちづくりを推進し、豊かで住みよいまちづくりを目指して問題解決に取り組みます。
 当協議会では、自治会各団体、各種委員等の代表者(部会長・副部会長)で構成する、運営委員会において、「産業振興」「生活環境」「教育文化」「健康スポーツ」「福祉厚生」「人権啓発」のそれぞれの部会ごとの計画をチェックし、花垣の将来像を見据え、地域課題の解決を図るための基本的な計画「花垣まちづくり計画」を策定しました。
    この計画には、
      一、住民がなすべき課題 
      二、行政と協働して解決すべき課題 
      三、行政に要望すべき課題 
             の3種類があります。
 これらは、地域が取り組む活動計画や内容等を定めたもので、当協議会による事業活動の基本となるものです。

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 花垣地区の現状と課題
 花垣地区は、伊賀市の西南部で、四方を山に囲まれた丘陵地に位置し、予野地区を中心に白樫・治田・大滝・桂地区のそれぞれが放射状に点在する地域です。
 地域の中心的な存在の予野地区には、公共施設(地区市民センター・小学校・駐在所・農村ふれあいセンター等)、JA伊賀北部農協等、地区の中枢を担う施設が整備されています。
 そうした中で、白樫自治会は、行政区(花垣地区)と小学校区(花之木地区)とが別になっている変則的な地区となっています。
 平成17年8月31日現在、面積19.6平方キロ、世帯数607、人口1,789人(男900、女889)、内65歳以上559人で、高齢化率31%です。
 また、当地区は稲作と青蓮寺用水事業に関連した畑作を主体とした農村地帯と、名阪国道沿線の工業地帯が混在しているが、全体的には素朴で保守的な色合い濃く残した農村的性格を有する地域です。
 稲作は小規模生産農家が大部分を占め、また、従事者の殆どが60歳以上の高齢者です。
 そのため後継者問題が深刻化してきています。
 畑作はブドウその他果実・野菜と多彩ではあるが、専業農家として経営できる農家は少なく、若者の殆どは近隣の企業、行政機構のサラリーマンとして就労しています。
 また、昭和40年の名阪国道開通を契機に土地開発および企業進出が急増しました。
 工場団地を主体に企業進出による就労先としての効果はあるが、一方公害問題も深刻化しています。
 産廃関連企業を抱えた当地区は、無造作に開発された分譲団地の荒廃や、不法投棄の増加等、環境に係る諸問題を抱えています。
 大気、排水等にも十分注意し、今後とも行政・地元住民が一体となった環境対策を続けていく必要があります。
 また、これら企業の進出および名阪国道等、道路が整備された反面、大型トラック等の増加に伴う交通障害、騒音問題や粉じん問題等が生じています。
 以上のような環境問題の解決が花垣地区の発展に繋がるものと思われます。

 一方、地区内には名張川(五月川)をはじめ大滝峡などの自然環境に恵まれ、県指定の天然記念物花垣ノ八重桜、花垣神社、千賀地城跡、岡八幡宮、大川地蔵、治田薬師寺の八幡大杉、白拍子の滝、乎美祢神社等々多くの史跡名勝を持つ地区でもあります。
 このような自然環境を守り育てると共に、地域にある文化財や風俗、祭りごとなど、歴史や文化の価値を再発見し、後世に伝えていく必要があります。
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【実行委員会(各部会と部会長・副部会長・広報担当)及びまちづくり計画】
部会名 正副部会長と広報担当者氏名 団体数 花垣地区まちづくり計画

部会長 松田 美忠 [テーマ:住民参加と自然とのふれあい]
 自然環境に配慮し、安心安全、新鮮な農産物の生産を振興します。
 また、地産地消を推進します。
 耕作放棄地の利用等による住民参加の交流の場づくりで自然とのふれあいを大切にします。
副部会長 藤永 清信
副部会長
広報担当

部会長 中島 文明 [テーマ:自然との共存共栄、安心安全な暮らしのできるまちづくり]
 自然環境を保全し、ごみの排出抑制を行うとともに資源として再利用、再使用できる循環型社会の構築を目指します。
 また、地域の歴史や環境に配慮した景観の保全・救急救助体制の整備拡充を図ります。
 また、犯罪や交通事故のない安全なまちを目指して、啓発活動や住民と行政が一体となった取り組みを進めます。
副部会長 森下 信祐
副部会長 南 高晴
広報担当 大久保千秋

部会長 上田 泰邦
18 [テーマ:心豊かな人を育み、地域の文化を創る]
 心豊かな生活を送るため、社会教育施設の整備充実や生涯学習、文化施設の整備充実を図ります。
 当地区においては、教育後援会活動のほか文化活動を行っています。
 地域に点在する多くの史跡名勝等文化財の発掘調査保存や伝統行事の取り組みを行います。
副部会長 治多 裕益
副部会長 吉岡 由喜
広報担当 泰羅瑳規子

部会長 中居 常量 12 [テーマ:ふれあいでつくろう、元気な心と体]
 誰もが安心して生活し、よりよい生涯を過ごすための健康づくりを推進します。
 生涯スポーツの推進、スポーツ活動を通して地区間交流の推進に努めます。
副部会長 西 浦 透
副部会長 中野 勝裕
広報担当 吉住 文子
福祉厚生部会
部会長 山邊 好伸 [テーマ:支えあい、参画する福祉文化を創る]
 誰もが安心して生活し、より良い生涯を過ごすための支援活動を推進します。
 また、住民参画型の福祉社会を目指し、支え合い、参加する福祉文化の構築に努めます。
副部会長 松生 公一
副部会長 堀 忠彦
広報担当 大垣 順子

部会長 光岡 菊郎 [テーマ:人権が尊重され、一人ひとりが成長するまちづくり]
 全ての人がお互いの違いを認め合い、共に支え会い、参画できる社会の実現を目指します。
副部会長 武岡 俊昭
副部会長 今 矢 恵
広報担当 二宮 亜子
各部会の構成員については随時更新中です (ゆっくりした更新ですので一部に前年度の方が出ています事をご容赦下さい)
 










平成28年度 定例総会(平成28年4月27日開催)
冒頭挨拶される三枝 上野支所振興課長 総会参加者 最後に本年度役員紹介
本年度の花垣地区住民自治協議会の定例総会は4月27日(水)に花垣地区市民センター兼
公民館で19:30より行われ、出席者65名、委任状提出者33名の計98名となり定数114の
過半数を上回ったので、本年度の総会は成立し、昨年度の決算及び監査、本年度の事業
方針、予算等すべて満場一致で承認され、本格的にスタートしました


議会報告会を開催
2016.1.20 花垣公民館
市議会側から、上田議員、嶋岡議員、田中議員、安本議員が参加
地区からは住民自治協議会役員を中心に25名が参加し、話し合いを行いました


旧花垣小学校体育館・グラウンド・校舎周辺の清掃作業を実施(2015.6.20)
グラウンドはトラクターで、それ以外は人力での作業 体育館は掃除機とモップでの水拭き






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