大山田
反差別村民ネットワーク(略称VANAID)
The Villagers' Active Network Against Inhuman Discrimination
村民一人ひとりの願いが大切にされ、安心して生きることができる「人権のむらづくり」をめざし、部落差別をはじめとするあらゆる差別を撤廃するための活動に、自己の生き方を重ねながら取り組みましょう!
1.設立の趣旨
本会は、大山田村に在住または勤務し、一人ひとりの人権を確立していこうとす る者が集い組織します。会の名称は「反差別村民ネットワーク」とし、被差別の立場 におかれた人々と連帯しながら、さまざまな活動を通して人と人がつながりあうこと を大切にし、部落差別をはじめとするあらゆる差別の撤廃をめざします。
2.私たちの課題
1965年に出された同和対策審議会答申には、「同和問題の解決は国民的課題 である」と明記されていたにもかかわらず、1992年の「村議会議員による差別発 言件」が起こるまで、私たちの村では部落差別が存在するにも関わらず、何らの取 り組みもしてこなかった事実がありました。
私たちは、封建的なものの見方や考え方に疑問を抱きながらも、変革のために行 動することはありませんでした。古い因習や迷信、予断と偏見などを温存し、部落 差別をはじめとするさまざまな人権侵害の問題を「他人事」とし、見て見ぬふりをし てきたことこそが問われていると考えます。差別の問題は差別を受ける人々の問題 ではなく、差別を温存・助長してきた私たち一人ひとりの課題であったという事実に 向き合い、互いに豊かな生き方をめざしたいと思います。。
地域社会に生きる私たちの中にある差別意識を、「差別をなくす行動」によって払 拭し、村民一人ひとりの人権を確立することによって、あらゆる差別的なものの見方 や考え方から解き放たれ、一人ひとりが自由に、安心して、幸せに暮らせる「人権 のむらづくり」を共にすすめたいと考えます。
3.活動内容
○部落差別をはじめ「障がい」者差別、在日外国人に対する差別、女性差別など あらゆる差別をなくすために、学習し行動します。
○村外からの転入者や高齢者、子どもたちの人権など、身近な生活の中にある 課題に取り組みます。
○地域の中にある諸行事や習慣を見直し、継続発展させるもの、改革していくべ きものを見いだしながら、課題となることに取り組みます。