[1997年の釣果]


1997.4.19
私の行きつけの某川で釣った天然アマゴ。最近はめっきり釣れなくなったが、たまにこのようなきれいな 魚体に巡り会うと、思わず顔がほころんでしまうのであった。パーマークが非常にきれいなお嬢だった。 小ぶりだが小気味よい引きが何とも言えなかった。小さな石と石の間の流心の、泡の切れ目付近で非常に 小さなアタックで、スポ!と吸い込んだ。オリジナル・エルクヘアー・カディス#17で!
1997.4.26
久しぶりに奈良の高見川までU氏、I氏と共に遠征した。K氏(師匠)に聞いたところによると「先週25cmクラスの アマゴを大爆釣した!まさに入れ食い!」ということで今回の釣行となった。朝3時半に起きて気合いを入れて「大爆釣」を夢みながら、現地に入ったのが6時。3人とも 期待に胸おどる状態だったが、時間がたつにつれて焦りへと変わっていった。全く反応が無い!どうなっているんだ!25cmはどこだ!なぜか全然フライに出ない。魚影も無い。 仕方なく場所を変える。しかし状況は変わらない。途中で漁協の人に聞くと、先週追加放流が行われたようだ。気を取り直して頑張ったが、結果は同じだった。今回の釣果: U氏カワムツ1匹、I氏そこそこのアマゴをフッキングしたが、途中でバラシ、私のフライにかかったのは、気の枝だけだった。あきらめて帰り際「まあ、こんなもんだな!」 と言いながらみんなの顔はひきつっていた。まあまたどこかで釣れるさ!
1997.5.11
美杉村川上川。連休中にも一度2年ぶりに釣行したが、その時は相変わらず「ボウズ」だった。しかし、かなり魚の反応はあったので、再度の挑戦となった。前々日に雨がそこそこ 降って、昨日は天気も良く気温も高かった。絶好のコンディションなので、この週末は行かないつもりだったのだが、思わず朝目が覚めてしまった。午前6時入渓。先行者は無い。 流れのゆるい深瀬の真ん中にキャスト!パシャ!ピシッ!プチッ!ティペットごと持っていかれた。かなりの大物だった。気を取り直してさらに進んだ。かなり反応もあり、 フッキングするがバラシてばかりでなかなか魚を手にすることが出来ない。入渓後1時間たってやっと手にしたのが、ピンシャン天然アマゴ(15cm)。久々の感触に感動!! その後も釣り上がるが、結局手にしたのはこの1匹だけだった。
1997.5.29
久しぶりに奈良の天川支流へ師匠と共に釣行した。恥ずかしながらF.Fを始めてからまだイワナを釣ったことの無かった 私に「何とか釣らしてやろう!」と師匠が意気込んでくれて、ポイント、アプローチ、フライのアドバイスをもらい今回は イワナ狙いで臨んだ。入渓後すぐフッキング!小さかったが長年の夢であったイワナちゃんを初めて手にすることが出来た。確かにアマゴとは違ったアタックで吸い込むように フライに出た。フライはエルクヘアカディス。
その後午後2時ごろまで釣行の結果、イワナ2匹、アマゴ3匹の釣果で、サイズは小ぶりだったが私にとっては最高の一日であった。師匠 !ありがとうございました!
1997.6.9
美杉村雲出川支流。午前6時入渓。天気は非常に良く快晴で、朝早くは気温が低くちょっと肌寒かったが、時間と共に気温はグングン急上昇。ちょっと歩くと、もうウェーダーの 中は、汗でびっしょり!魚の反応もまずまずで結構良いが、フッキングしない。入渓後2時間たって、続けざまに2匹釣れました。フライは、メイフライパラシュート。サイズは 小さいが、綺麗なヒレピンアマゴだった。その綺麗なアマゴにしばし見とれ、ウェーダーの中の気持ち悪さをほんの一瞬忘れられました。リリースする時私は思いました、「どうかこの 2匹が25cmぐらいになったら、またかかってくれよ!それまで誰かの胃袋に入らぬように!!」
1997.7.19〜20
F.F仲間(師匠、O氏)とはじめて長良川へ釣行。初めてなのでどこが良いのか全くわからなかったが、事前に少し情報収集し支流の「板取川」に行った。現地到着午前8時。 梅雨が明けた日で、天気は良好。しかし今までの台風や大雨の影響で、水量はどこも非常に多い。最初に入渓した新谷では、全く反応無し。遠出をしていい釣果に恵まれたことの 無い我々に「今回もか??」と不安がよぎる。早々に次の渓、明石谷へ行く。ここでは小さいながら反応がある。期待できそうだ。チビアマゴが私にヒット!続いてO氏、師匠に 20cmクラスのアマゴがダブルヒット!その後、私にもやっと15cmがヒット!何とか全員ボウズは無くなった。ホッと一安心。しかし人間とは欲深いもので、全員「明日は更に大物 を釣ろう!」と言いながら床についた。翌日も水量はまだまだ多い。朝食もそこそこに海ノ溝谷に入渓。反応は時々あるものの、水量多くすぐにドラッグがかかりヒットしない( 単に下手なだけ?)。海ノ溝谷をあきらめ、岩本洞に行くが状況は同じ。「良い釣果は得られなかったが、一応魚の顔は拝めた。過去の遠出釣行に比べればまあまあじゃないですか...」 と無理矢理納得し、今度来たときには尺物をあげる夢を抱きながら帰路についた。印象に残ったのは、なぜかここのアマゴは全体的に色が薄く、銀色ぽいのが多いと言うことかな。
1997.8.2
雲出川の支流。午前6時入渓。天気は非常に良く朝から真夏の暑さを予感させるような天気。いつもの地点より釣り上がるが、これまでの雨の影響で水量は非常に多い。 側道近くの草まで下流に向かって倒れている。「こんなところまで水がきたのか!」と驚いた。確かに岩は洗われ白く光り、渓の姿が少し変わっているようだ。15分ほど過ぎた頃、 瀬の真ん中で大物の魚影がフライに近づいた。しかしフッキングせず。「ああー!今日出会う唯一の大物を逃した!」という嫌な予感が脳裏をかすめる。しかしその後すぐに 22cmの大物(ここでは12〜15cmがアベレージ)が瀬の真ん中でヒット。ヒレピンの綺麗なヤツだ!フライは、アントパラシュート#14。やっぱり夏はテレストリアル かな?と思いながらそのフライを使い続けた。その後、20cmを頭にアベレージサイズも数えるのが嫌になるぐらい釣れた。この川へも幾度と無く足を運んでいるが、こんなことは初めてだった。 こんな川がもっと沢山あれば良いのにと思いながら帰路についた。
1997.8.23
雲出川の支流。午前6時入渓。天気は雨模様。到着前に目の前に綺麗な虹がかかっていた。水量は前回とは違い平水、と言ってもここの平水はかなり少ない。石にはなぜか土が かかり、前回の綺麗な渓とは大違い!雨が降らず、上流では土砂崩れの復旧工事でもやっているのだろう。入渓後すぐに反応はあったがフッキングしない。それから1時間、全 く反応も無くなった。途中で一時土砂降りの雨になった。竿を出せないぐらい降ったがすぐやんだので助かった。「今日は水が減っているから、なかなか渋いな!」と思って いたところへ、ちょっとしたトロ場で遠投したら静かにフッとフライが吸い込まれた。結構なやり取りで何とかランディング。20cmのいいサイズ。「やっ ときたか!」とホッとしていたところ、すぐ次のこれもちょっと大きめの溜まりで、パシャと出た!こいつもグングン引いた。これも21cmのなかなか綺麗なヤツだ。 その後、アベレージサイズが3つで、大物はこの2つだけだった。また雨がそこそこ降って、水が多くなればもっと状況は良くなるだろう。今シーズンもあと1ヶ月。残り少なく なった期間を可能な限り出来るだけ楽しもう!
1997.9.27
雲出川の支流。今シーズン最後の釣行。午前6時入渓。天気はくもり。朝方はかなり涼しくなりシーズンの終わりを告げているようだった。一時の水量の多さが嘘のように水 が少ない。「今シーズンの最後が飾れるだろうか?」と不安になったが、入渓後すぐに19cmの良く太ったアマゴがヒット!ちょっとホッとした。しかし、それから反応もほとんど無くな り、たまに「パシャ!!」と出ても全くフッキングしない。またも先程の不安とあせりが同時におそってくる。その後3時間、ひたすら歩いた。もう半ばあきらめかけていた 時、小さな石裏のよどみで「パシャ!!」ときた。これもさっきと同じサイズ。約3時間ぶりの感触を十分楽しんだ。そのあと同サイズの1匹を追加して納竿。「来シーズンは もっと大きくなって、また遊んでくれよ!!」という思いを残し、今シーズン最後の渓流を後にした。これからは管理釣り場がメインフィールドになるが、それなりに楽しもう!! F.Fは永遠だ!!

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