伊賀チヌ迷手の数々の伝説集です。こんな伝説を打ち立てるとは・・・恐るべし??

伝説壱
伝説弐

ある夜中に太郎さんのビデオ『大チヌの世界』を鑑賞しているときに、無性に釣りに行きたくなったA君。行くしかないと
そのまま、迫間浦へと向かった。ハンドルを握りながら、こうも何故簡単に大チヌが釣れるのかとビデオを思い出しては
イメージを膨らましていく・・・今日のアタリエサは何や?ダンゴの配合は?誘いは?・・・いつもより意気込んでいる。
玉城『えさきち』でダンゴと刺しエサを買い込んだ。と、ここまでは普通ですが・・・
財布を見ると、お釣りしか残っていないではないか!渡船代と自分のエサが買えない=釣りが出来ない。
当然銀行も営業していない。変な汗が出てくる。こんな状況に陥っているとは、他のお客さんは誰ひとりとして気づいて
くれない。(当たり前じゃ!)えさきちの店員さんは忙しそうに業務をこなしている。
どうしよう?帰る?それとも堤防から・・・がまちぬ1.5mしか持ってないし!あせる、汗が出てくる。
意を決してA君は思わぬ行動に出た。
えさきちの店員さんに『すみません。エサを買ったら渡船代が無くなったので5000円借してくれませんか?』

げげえーっ!んなアホなぁぁっ!!!おいA君ここはエサ屋じゃ!む○んくんでは無いぞっ!
店員さんが口を開いた『いいですよ。じゃあまた来た時に返してください』そう言って5000円を手渡した。
A君『住所と名前と電話番・・』店員さん『別にいいですよ。今度来た時で』
A君『そっそうですか!あっありがとうございます。必ず返しに来ます。』(当然や!そうでなかったら犯罪じゃあぁっ!)
しかしぃぃっ、そんな事があっていいのかあぁぁぁぁぁっ!
無事に釣りが出来たA君・・・その日になんと60cmに迫る大チヌと48cm45cmのチヌを養殖前で仕留めた。
優しいえさきちの店員さん。もし、『そんなことはできません』と、断られていたら・・・
何よりも、A君のとった思わぬ行動。皆さんは信じられませんよねぇっ。
えさきちさんは、A君そして伊賀チヌ研がお世話になっているエサ店であるのはいうまでもない。
釣行前にはみなさん財布をよく確認してね。
おーっと、えさきちさんはエサ屋さんです。くれぐれもお間違いの無いように。(大汗;)

★★★★★

伝説度

注意! 決して真似はしないでください。(何らかの弊害が起きても責任は一切持てませんよっと!)

★★★★

伝説度

新しい釣り場の開拓に出かけるぞーっと、今日は三重県南部の釣り場を開拓じゃ。そう思い立ち車を走らせた。
名阪国道から伊勢道へそして勢和多気のICを降りる。天気もいいし最高の釣り日和になりそうや!(ワクワク)
途中のエサ市場さんでダンゴとエサを買い込む。
さて、どの辺を攻めようか?やはり大物狙いやろか?でも、数釣りもええなぁ!その中にでかいのが混じるのが
理想なんやけどな・・・(ちょっとぉ ちみっ 欲深いねぇ。 まぁええか)
しかしなぁ、新しい釣り場といってもそう簡単に見つかるものなのか?そんなことを考えながら42号線を南下する。
『ここはどの辺や? あらっ紀伊長島かぁ』紀伊長島といえば、昔親父とキャンプをしたところやな。
と、前を見ると釣りステッカーを貼ったワンボックスが走っている。これはラッキーやん。前の車についていったら
ええやんかぁ。(おーっ、なかなか名案や!)
すると、紀伊長島三浦へ前の車が連れて行ってくれました。『おーええ雰囲気やな。渡船屋さんは?・・・看板が
あるある。 前の車の人は?っと あらっ堤防から釣りやな』

そうこうしているうちに、渡船屋さんの大将と見られる方がやって来た。
A君『おはようございます。ここへ来るの初めてなんです。』

大将『あー、おはようさん。今日の釣りは、底もんか?うわもんか?どっちや?』
ちょっと待てよ・・・今大将変なこと聞いたなぁ。そんなん、底もんにきまっとるやろ・・・この辺のチヌはうわずって
るんかいな?・・・いやいや、さてはポイントによってバラツキあるんやな!!
自信満々でA君『底もんですわ!』 大将『底もんかぁ?ほなら荷物積んでやぁ』貸切状態や。これは最高や!
大将はエンジンをかけて待っている。急いで着替えて荷物を運ぶ。クーラー、バッカン、竿ケースに椅子・・・かかり
釣りは荷物が多い。  
そうそう、ダンゴも忘れず積み込んでと・・・・・何やら船頭さんが叫んでるぞー???。
A君『船頭さ〜ん!!何ですか〜???』
船頭さん『あんた、底もんて筏かいな?わしとこ磯釣りやぁぁあ!!!』

A君『え゛ぇぇぇっ?いっいっいかだとちゃうんですかぁぁぁ?そしたら、今日どないし△$○*@&%#・・・・』
船頭さん『はははははっは(大笑) ちょっと待っときや今TELしたるわ。』

新しい釣り場を磯釣りの船頭さんに紹介してもらい無事に釣りが出来たA君。良かったねぇ。
それ以来、まず『ここは筏釣りですか?』と最初に聞くのはA君の常識となった