「ベナー」のプロフィール
アメリカのバージニア州で生まれ、カリフォルニアで育ちました。
パサデナ大学で看護学を専攻し、1964年に文学士号を習得、カリフォルニア大学バークレイ校の教育学部でストレス・コーピングのテーマに取り組み、1982年、博士号を習得しています。
看護の臨床経験は、心臓ケア病棟で2年間スタッフナースをし、さらに主任として勤務しました。集中治療看護や訪問看護を行った経験もありました。
一方臨床経験だけではなく、ベナーは1970年、カリフォルニア大学サンフランシスコ看護学部で看護研究者としても出発しています。1982年からは、同大学看護学部の生理学的看護学科の準教授となりました。
ベナーの看護論は日本語に訳されたものですが、もともとは「From Novice to Expert」という題名で 1984年に出版されました。「初心者から達人へ」という意味のこの著者は、1978年に連邦政府の助成を受けた「専門職内部での同意・査定・評価に関する達成方法(AMICAE)プロジェクト で、ベナーは臨床で行われていた看護の実践を、ナースの語った言葉そのものから質的に分析していく研究を行ったのでした。
著書
井部俊子他訳:ベナー看護論―達人ナースの卓越性とパワー, 医学書院, 1992
べナー/ルーベル:難波卓志訳,現象学的人間論と看護, 医学書院, 1999
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