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去る平成22年1月23日19:30〜21:00の1時間30分で人権懇談会ワーキンググループが開催されました。
猪田地区住民自治協議会会長 山本博の開会の挨拶。伊賀市人権政策課長 大橋久和氏から、本日の講師紹介と人権懇談会推進趣旨説明をなされました。
講師先生は、反差別人権研究所みえ 事務局長 藤田郁子先生です。
冒頭、講師先生のお話の中に次のような内容が話されました。
太郎が恋をする頃までには 栗原美和子著 (幻冬舎)
太郎が恋をする頃までには、
この野原には花が咲き乱れているんだよ
太郎が恋をする頃までには、
太陽の光があふれんばかりにそそいでいるんだからね
花子が恋をする頃までには、
あの夜空には星が咲き乱れているんだよ
花子が恋をする頃までには、
星は誰の頭上にも光をそそいでくれるんだからね
自然の摂理が皆人間平等に恩恵を与えている。注がれていることが窺われる。誰一人としてそれを妨げることができない。太陽の日差しが、星の輝きが地球上の人間誰しもに注がれるのである。それらを妨げることができるのは誰もいないと思いがちだが、しかし、人間がいる。その人間に自然の摂理を充分理解してほしいものである。一生の幸福の証である恋の時期までに・・・。(解釈 筆者)
また、松尾芭蕉 俳句
よく見れば なづな花咲く 垣根かな
なずな(薺)は越年草であり、目立たなく寒い冬をけなげに乗り越え、春には可憐な花を咲かせる。ぺんぺん草ともいう。垣根の僅かな隙間に、けなげに可憐な花を咲かせて、雑草でなく花として精一杯生きるすべを知っているのである。これを人間にたとえるならば、人間の一生涯を努力して美しく生きてほしいものと受けてほしいものである。 (解釈筆者)
を話されました。
その後、1枚の絵が渡された。この絵は、町の様子を描いたものである。町の様子を注意深く見つめれば、町に潜むさまざまな人権問題が見えてきます。気に成るところを探してチェックする。
その手順は、公園では・・・。路上では・・・。家庭では・・・。会社では・・・。不動産屋では・・・。・・・と仕分けして探すのである。そうすると問題とされる点が見えてくる。これは日ごろマスコミ等で上げられている内容から、皆さんが気づいている内容が含まれている。
グループにそれらの点を提案していただき、人権を見る視点を養うのである。易しい内容から人権を掘り下げていくのである。
それらの絵を見て上げてみると、
●路上では・・・
○障害者が横断したい、そこにはスロープがなく、誰もが相手をしない絵になっている。
○外国人が道を聞いている。町の人たちは知らぬ顔。
○大人が歩道でくわえタバコ。子どもが注意、でも大人が知らぬ顔。
○親子2人で歩道を歩く。親は内側、子どもは道側。
○歩道の点字コース内に自転車の駐輪。困っている障害者。
○横断している老人に対し、車の運転者が催促している。
○犬の散歩で糞に気をつける。
●家庭では・・・
○子どもの虐待状況。
○結婚を希望する若者2人に親が反対している。
○家庭内で、主人がごろ寝。奥さんが洗濯物干し。男女参画が見える。
●公園では・・・
○公園で仲間はずれの女の子。ベンチで一人寂しい老人の姿。また、近くで喋るご婦人2人。
○外国人の金髪を指差す子どもと親。
●会社では・・・
○会社で女性がお茶接待。
○魚屋で、飼い猫と野良猫の戯れ。
○就職で学歴や出身地を聞いている。
●不動産屋では・・・
○外国人の賃貸に答えない家主。
等々の内容が話されました。絵を見て気づく力と実践力が今後の課題。それにはハード面とソフト面分けられる。特に地域の力が大きい。
また、A、B図形を見せられました。A、B図形は濃淡の違いがはっきり異なっている。しかも、周囲も異なっている。ところが、周囲を伏せてA、Bのみ見るとどうでしょう。それがA、Bまったく同じ濃淡に見える。不思議である。目の錯覚で判断すると異なった状態になる。充分状況を見つめ、周囲を判断し理解することの大切さが見えてきます。
人権・同和施策の推進のための目標 を掲げる。
一人ひとり生き生きと 〜あなたもわたしもみんな輝くまちづくり
また、基本方針は、
基本方針 1 他人事から自分事 〜自分の事として学ぶ
2 他人事から自分事 〜自分の事として考える
3 他人事から自分事 〜自分の事として行動する
4 人権に関する交流会館の建設促進とライブラリーの有効利用
今回の出席者は、67名でした。
次回の懇談会開催日は、2回目 平成22年2月 6日(土)19:30〜21:00
3回目 平成22年2月13日(土)19:30〜21:00
今後も、皆さんの出席をお願いいたします。
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