大晦日除夜式

大晦日の夜は、午後七時頃から本堂正面で篝火を焚き始め、門前や近在の方々がそれぞれに除夜の鐘を衝きにいらっしゃいます。
除夜の鐘

除夜の鐘とは、人間が持つ煩悩の数であるという108の数だけ仏様の鐘を衝き、鐘を衝くことによってその煩悩を除去するとともに今年一年を振り返り、また新しい気持ちで新年を迎えるという日本古来の行事です。
常福寺では、参詣の皆様にも除夜の鐘を衝いて頂くことができますので、お参りになられた方の大半が除夜の鐘を衝いていかれます。
近在の皆様も、どうぞ御気軽に除夜の鐘を衝きにお参りされてください。
篝火

本堂正面で焚く篝火は、当寺の総代さん達が管理をしてくださり、参詣者にどこか懐かしい直火による暖を与えてくれます。
また、振る舞いの飲物も用意してくださっています。

パチパチと静かにはぜる火を見つめながら、心も静めて迎える新しい年。
近年では失われつつある、また、だからこそ価値のある日本の年越しではないでしょうか。