花をやどにはじめをはりやはつかほど | ||||||||
貞享五年(一六八八)四十五歳の作である | ||||||||
句意 | ||||||||
桜の下に花が咲き初めてから散るまで二十日の間、花を宿として心ゆくまで眺め暮した。ほんとうにありがたいめぐまれた二十日であった。 | ||||||||
「瓢竹庵にひざを入れて、たびのおもひいとやすかりければ」との前詞がある。瓢竹庵は焦門岡本苔蘇の邸で、土芳の蓑虫庵から一つ東の筋東日南町にあり、その邸内には桜の古木があって花盛りの頃は人で賑わっていた。しかしその瓢竹庵も今は亡く、かの桜の古木も亡くなっている。 | ||||||||
句碑 | ||||||||
上野市平野 フレックスホテル前 | ||||||||
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