ひごろにくき烏も雪の朝かな
	元禄三年（一六九十）四十七歳の作である
	句意
	雪の朝はみな新鮮で、そんな折には普段は薄汚いと敬遠している烏でさえも雪に映って違う感慨をもよおすから不思議なものだ。
	今朝東雲のころ、木曽寺（大津義仲寺）の鐘の音枕に響き、起きいでて見れば、白妙の花の木に咲きておもしろく」との前詞がある。
	句ク碑ヒ
		上野市 くれは水辺公園
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