川上とこの川しもや月の友
元禄六年(一六九三)五十歳の作である
句意
今宵は名月。私はこうして小名木川の五本松で川面に揺れる月を眺めているが、この同じ川上には私の心の友も同じ月を眺めていることだろう。
「深川の末、五本松といふ所に船をさして」との前詞がある。 川上で眺めている「月の友」が誰であるかは分からないが、古来山口素堂ではないかといわれている。
句
ク
碑
ヒ
上野市 下友生橋欄干
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