折々に伊吹を見ては冬籠り
元禄四年(一六九一)四十八歳の作である
句意
ここの主は、時折あの伊吹山の雄姿を眺めては、悠然として冬籠りを楽しん
でいる。
「千川亭に遊びて」との前詞があり、「千川」は大垣藩士岡田治左衛門の号で、
岐阜蕉門である。
西に伊吹山を望む千川亭の眺望と、冬籠りのつれづれを救うに十分な土地と名
山伊吹山を讃えた亭主への挨拶句である。
句碑
大垣市西外側町 八幡神社
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