奈良七重七堂伽藍八重ざくら

貞享〜元禄年間の作である

句意

 

 奈良は七代の帝都として栄え、七堂備わった大伽藍も多く、さらに古歌に名

高い八重桜もある。まさに絢爛たるめでたい古都である。

 

 

 「七重」」で「奈良」と頭韻をふんで、「七堂」「八重桜」を呼び出している技

法である。

「七堂伽藍」は金堂、講堂以下の七堂を完備した大寺である。

「八重桜」は「古の奈良の都の八重桜今日九重に匂ひぬるかな」で有名である。

 

 

奈良市雑司町 若草山登山口  奈良市三条宮前町 なら100年会館

 

 

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