春の夜は桜に明けてまひけり

貞享〜元禄年間の作である

 

句意

 

 春の夜は次第に明けそめ、やがて万朶の桜をあでやかな曙の光が美しく染め

出したその時に、すっかり明け離れてしまったものだ。

 

 

 春の曙の美しさを捉えている。

「春の夜は桜で明けて、それでおしまいになった」という文脈である。

 

 

桜井市桜井九七六 来迎寺

 

 

MENU        MENU9