物いへば唇寒し秋の風
貞享〜元禄年間の作である
句意
人はよく、言わでものことを口にしたあとで、うす寒い秋風に唇をなでられ
たような、ぞっとした思いに襲われるものだ。
無用の弁を弄して後悔、臍を噛む思いを、「秋の風」で巧みに表現している。
甲賀郡甲西町平松 西照寺
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