行(ゆ)く春に和歌の浦にて追い付きたり
元禄一年(一六八八)四十五歳の作である
句意
今まさに海の彼方に遠ざかろうとする春に、和歌の浦の海辺ぎりぎりの所で
追いついたよ。
「和歌」との前詞があり、紀州(和歌山県)和歌の浦に面する村で詠ったも
のである。
三月尽に近く和歌の浦に着き、風光明媚で知られる海上のうららかな春景色を
味わえた喜びを、春の擬人化により明るくユーモラスに詠んでいる。
句碑
和歌山市紀三井寺 紀三井寺 開山堂 和歌山市和歌の浦 玉津島神社
和歌山市田野 わかうら園
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