芭蕉翁 和歌山句集 

 

(和歌山句碑になっている句は棒線を追記)

 

 

  元禄一年 四十五歳(奈良―和歌山訪問)

 

父母のしきりに恋し雉の声       (高野山 金剛峰寺)

 

行く春に和歌の浦にて追ひ付きたり   (和歌山市 和歌浦)

 

一つ脱いで後に負ひぬ衣更       (紀三井寺〜奈良への道中)

 

(和歌山での作品ではないが、和歌山句碑になっている名句を抜粋)

 

蓬莱に聞かばや伊勢の初便り      (元禄七年 五十一歳

 

春の夜は桜に明けてしまひけり     (貞享〜元禄年間)

 

見上くれは桜しもうて紀三井寺     (年次不詳)