メタパラダイム

人間:1.人間は、本来の人間の資質に調和して、機能するために、絶えず自己や環境に対して主体的な働きかけをする。

2.ヒューマンエージェンシー、すなわち意図的に行動する能力は、自己はもちろん他者のニードを認識し、ケアという形で必要な行動をとる。

3.分別のつく大人は、自己や他者の生命の維持、機能、調整行動に対して、行動の限界という形で自己の不足がわかる。

4.ヒューマンエージェンシーは自己や他者のニードを認識し、自己又は他者に働きかける方法を見出して、それを発展させ伝えることによって実践されるものである。

5.組織化された人間のグループは職務をこなし、必要とされる計画的な自己と他者への働きかけをするのに不足を経験しているグループメンバーに対してケアを提供するための責任を分担している

環境:(オレムは特に定義していない)

    人間機能、人間発達、一般安寧に影響を及ぼす

健康:「健康であるとはセルフケアが出来ている事」

   「不健康とは、セルフケアが出来ていない事」

看護:自分自身や家族だけではセルフケアが十分に出来なくなった場合、つまりニードが満たせなくなった時、他人(ケア専門家)の力をかりることになる。このとき、この自分に代わって専門的なケアを提供するのが「看護」である

オレムの看護理論概要

実践的で看護者に看護実践の方向性を伝えてくれる理論

   セルフケアを中心概念とする看護理論

   セルフケア理論、セルフケア不足の理論、看護システム理論から成り立っている

   看護の焦点は対象のセルフケアに向けられている

 

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