伊賀上野での芭蕉作品集
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春の季語を持つ句
丈六に 陽炎高し 石の上
読み:
ぢゃうろくに かげろうたかし いしのうえ
季語:
陽炎
詠年:
貞享5年(1688)
出典:
笈の小文
句意:
昔、この石の台座に立たせ給うた丈六の尊像は跡形もない。ただ空しい台座の上に丈六仏の背丈ほども高く燃え立つ陽炎が、いまはなき尊像の面影を幻のように偲ばせるばかりである。
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三重県阿山郡大山田村富永 新大仏寺にて