伊賀上野での芭蕉作品集
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春の季語を持つ句
ほろほろと 山吹散るか 滝の音
読み:
ほろほろと やまぶきちるか たきのおと
季語:
山吹
詠年:
貞享5年(1688)
出典:
笈の小文(真蹟自画賛・画賛・懐紙)
句意:
西河の滝が岩間に激して轟々と鳴りわたり、岸辺をいろどる黄金色の山吹の花が、風も持たずにほろほろと散る。
吉野川の上流にある西河の滝で休み詠む。
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奈良県吉野郡川上村 西河にて