伊賀上野での芭蕉作品集
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夏の季語を持つ句
一つ脱いで 後に負ひぬ 衣がへ
読み:
ひとつぬいで うしろにおひぬ ころもがへ
季語:
衣更
詠年:
貞享5年(1688)
出典:
笈の小文(真蹟懐紙)
句意:
旅中のこととて、衣更の日を迎えても着替えの夏衣を持たぬ身だ。重ね着の一枚を脱いで背中に背負い、さて、これで衣更がすんだとしよう。
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「笈の小文」の途中 吉野周辺にて