伊賀上野での芭蕉作品集
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夏の季語を持つ句
若葉して 御目の雫 ぬぐはばや
読み:
わかばして おんめのしずく ぬぐはばや
季語:
若葉
詠年:
貞享5年(1688)
出典:
笈の小文
句意:
折しも初夏、あたりの樹々に若葉の色がみずみずしい。この若葉でもって、和尚の盲いたお目の涙をそっと拭ってさしあげたい。奈良西の京五条の律宗・唐招提寺で、鑑真和尚の盲目の像を拝して詠む。
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奈良県奈良市五条町 唐招提寺にて