伊賀上野での芭蕉作品集
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夏の季語を持つ句
先づ頼む 椎の木も有り 夏木立
読み:
まづたのむ しひのきもあり なつこだち
季語:
夏木立
詠年:
元禄3年(1690)
出典:
真蹟短冊1(短冊2・懐紙・猿蓑)
句意:
永い漂泊の末にしばしの安住を求めてこの山庵に入って見ると、傍らの夏木立の中に大きな椎の木もあり、身を寄せ心を安ずるにまことに頼もしく、まず何はともあれ、ほっとする心地だ。『幻住庵記』の発句として詠む。
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滋賀県大津市国分 幻住庵にて