A-290
伊賀耳付き徳利 共箱付
作・新 歓嗣
径9.5cm×7.8cm、高13.2cm
(共箱・共布・しおり)
伊賀の赤土をベースに、貝目に向ってビードロ釉が流れ込み、
大胆な縦ベラを使い、荒々しくダイナミックな形を作り出しています。
そそぎ口には釉溜まり、背面の焦げも力強く、
作家の意匠をこらし、変化と強さを強調し、
造形上のデフォルメがされており、
伊賀の破調の美を兼ね備えた見事な作品です。
耳(みみ)
「伊賀に耳あり、信楽に耳なし」といわれ、
耳の造形はまさに千変万化で、全体のバランスも考えられています。
桃山時代から江戸時代初期の古伊賀の茶陶の造形感を象徴するもので、
古伊賀の水指や花入れには耳付きが多いのが特徴です。
※この作品は1点ものの作品となります。
※包装希望の方はお知らせください。
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